新生活に向けて知っておきたい!一生役立つ哲学者の言葉  はてなブックマーク - 新生活に向けて知っておきたい!一生役立つ哲学者の言葉

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もうすぐ、4月。

新しい環境に身をおくことになる人や、新しい出会いなどもあるでしょう。

そういうときには、他人との衝突やストレス、不安などもあるかもしれません。


そこで今日は、本『入社1年目に出逢いたい哲学者の言葉 』から、新生活に向けて知っておきたい、一生役立つ哲学者の言葉を紹介します。




1. 他者のおかげで自分がいるのだからもっと他者を尊重せよ!

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【原典】この無限は、その顔であり、原初的な表現であり、第一の言葉である
レヴィナス『全体性と無限』

P.194

レヴィナスによると、古代ギリシャの時代から、西洋の哲学というのは「私」中心主義だったといいます。「私」中心主義だと、他人を同化してしまうのです。私たちは自分中心で考える時、他人も同じ考えをもつように働きかけます。(中略)
人間は1人ひとり異なる顔をもっています。その顔を意識できるかどうかです。1人ひとり異なる「顔」は他者の象徴なのです。
他者がいなくなってしまった世界は全体主義の世界です。皆同じ考えを持ち、違う考えをもつと消されてしまう。やがてそこには自分も存在しなくなります。だから他者を大事にする必用があるのです。

P.196
違うから面白い。そう考えると、いろいろ見えてきますね。

たとえば、「交渉」はまさに自分と他人が違うから、うまくいきます。

「不等価交換」という概念だ。人によって、何に価値を置くかは違うし、どれだけの価値を置くかも違うことが多い。その何かがわかれば、交換することができる。そうすることで、自分にとってそれほど価値のないものと引きかえに、自分が価値を認めるものを手に入れられるのだ。


また、自分と違う考え・意見を尊重すると、ずいぶん自分の世界が広がりますよね。

「共感できないこと」に学びがある


2. プライドが高すぎて失敗しないよう、寛容と忍耐を持て!

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【原典】繊細な名誉の規範が、病的な行き過ぎに陥りやすいのを未然に防ぐために、寛容と忍耐の教えがあった
新渡戸稲造『武士道』

P.102

信長は「鳴かざれば殺してしまえほととぎす」、秀吉は「鳴かざれば鳴かしてみせようほととぎす」、家康は「鳴かざれば鳴くまで待とうほととぎす」という句で各々表現されます。もちろん新渡戸が理想とするのは、寛容と忍耐で江戸幕府を開いた家康なのでしょう。

P.104
「恥をかくくらいなら切腹する」という人は、今はいないでしょう。

しかし、妙なプライド(?)が出て損をしたり、周りを不快にさせたりなんてことは、あるかもしれません。


たとえば、他人の話に対して「あーー知ってる知ってる」と言ってしまったり、自分を上に見せたくて他人を批難ばかりしてしまったり。

気をつけたいですね。


3. 幸せになるには、幸せになりたいという気持ちと努力が必要

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【原典】幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである
アラン『幸福論』

P.182

人は人生を後もどりすることも、同じ道を2度行くこともできないのだから、起きてしまったことは受け入れて、未来に向かって歩みだそうというのです。(中略)
どんな状況にあっても、幸福になろうという気持ちと、それを実現するための努力さえ怠らなければ、幸福になれるのです。(中略)
反対にアランは、幸福になりたい人にとって一番いけないのは、何もしないことだといいます。つまり、幸福になろうとしなければ幸福になれないのです。

P.183
望まないものは、手に入らない、というわけです。


「ポジティブに考える」よりも、「すべてを受け入れる」と決めると、ラクになれます。

実はできてない!あなた自身の思考を操る6つのポイント 〜本『青い象のことだけは考えないで! 』


4. 勇気を持ってゼロから作り直せ!

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【原典】脱構築は肯定の身振りであり、根源的な賛同である
デリダ『言葉にのって』

P.157

デリダは、(中略)西洋近代の哲学体系そのものを崩すために、「脱構築」という概念を唱えました。構造物を解体し、構築しなおすというようなニュアンスです。まさにゼロから作り直すのです。
これは破壊や買いたいとは異なります。破壊や解体は、壊すことに主眼があります。しかし、脱構築は、構築することに主眼があるのです。あくまで作りなお直そうという建設的な行為なのです。

P.158

面倒がってごまかしていると、おかしなまま進んで行って、取り返しの付かないことになるのです。急がば回れではないですが、あえて戻る勇気が必要です。

P.157
思い出したのは、3年ほど前に金沢21世紀美術館へ行ったときのこと。

「組み直す」という考え方に触れ、とてもインパクトがありました。

「中途半端に■■■■のいいより、■■して組み直す」 ~舟越 桂というアーティストの考え方



まとめ

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本『入社1年目に出逢いたい哲学者の言葉 』は、タイトル通り入社1年目の人を対象としていますが、私のような30代でも興味深く読むことができました。

有名な哲学者の言葉を、著者(哲学者)が超訳し、私たちの仕事や人生に活かしやすいよう考えられています。


本書では物足りなさそう(あるいは入社1年目じゃないから買うのが恥ずかしい)、という方は、同じ著者の以下の本も面白いですよ。

特に『人生が変わる哲学の教室 』は分かりやすいです。

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