これは簡単!相手に喜ばれる会話ができる人があたりまえにしている6つのこと 〜本『たった1分で心をつかむ! しつもん会話術 』

あなたが最近誰かと話しをしたとき、相手と自分の話す割合は、何対何くらいだったでしょうか?
本『たった1分で心をつかむ! しつもん会話術 』の著者、松田 充弘さんは、
と言います。「話さない力」を身につけて欲しい
それが、相手の心をつかむ、会話のポイントなのです。
今日は本書をもとに、相手に喜ばれる会話ができる人があたりまえにしている6つのことについて考えてみましょう。
1. 話をしなくていい
相手に気持ちよく話をしてもらい、自分はそれを聞く。自分が話そうとせず、相手に話をしてもらう。
そのきっかけをつくる問いかけ=しつもんを意識する。
これが、”たった1分で心をつかむ”ための大事なポイントなのです。いわば、私が本書で伝えたいのは「話さない力」を身につけて欲しいということです。P.8
「ホンマでっかTV」でもお馴染みの心理学者、植木理恵さんによると、人は話を聞いてもらうだけで「気が合う」と思ってしまうのだそうです。
そこでまず、以下であなたの「話さない力」をチェックしてみてください。
いかがでしたか?
もし自分に足りていない部分があると感じたら、以下も参考になるかもしれません。


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2. 相手の話題について5W1Hの質問をしてみる
相手の話に興味を持って聞いていれば、自然とそういう質問をしたくなりますが、もし困ったときにはこれを思い出すと良いでしょう。(質問が)思いつかないときには、5W1H(when where who what why how)と現在・過去・未来を軸にしてしつもんを考えてみてください。
P.94
相手の話に「ゴルフ」というキーワードを見つけたら、こんなかんじです。
「ゴルフにはよく行かれるんですか?」
「いつから始められたんですか?」
「どうして始めようと思ったんですか?」
「スコアはいくつぐらいなんですか?」
「どんなコースでプレーされたんですか?」
「そのコースにはどうやって行かれたんですか?」
「ゴルフのどんなところが面白いんですか?」P.93
3. 抽象度を上げて質問し、共通点を見つける
「共通点を見つける」というのは、良いコミュニケーションをとるための基本ですね。しかし、なかなか見つからない、という場合もあるでしょう。
こんなことになれば、場はしらけるし、「気が合わない」と思われてしまいますね。参加者A「野球はお好きですか?」
参加者B「いまいちですね」
参加者A「じゃあ、ゴルフはお好きですか?」
参加者B「いや、それもいまいち」
参加者A「えーと、そうですねえ、じゃあバレーはお好きですか?」
参加者B「それもあんまり……」
参加者A「わかった!サッカーならどうでしょう?」
参加者B「すみません、それも興味がないんです」P.103
こういう場合は、質問の「抽象度」を上げます。
「ゴルフ」の抽象度を上げると、たとえば「球技」。
さらに「球技」の抽象度を上げれば、「スポーツ」、「体を動かす」とも言えますね。
こうした「レベル思考」とでも言うべき考え方は、この本が参考になると思います。
マインドマップを日常的に使っている方なら、自然とこうした考え方が身についていることに気づくでしょう。
4. 沈黙があっても、待ってみる
沈黙が怖い。そう感じること、ありませんか?
しかし沈黙にも様々な種類があります。
相手はもしかしたら「考えている」最中かもしれません。
そこで焦って質問を繰り返したり、返事を催促してしまうと、「質問」が「詰問」になってしまいます。
考えているのに邪魔をされるのは不愉快です。
気をつけなければいけませんね。
5. 情報ではなく気持ちをひろう
こんな会話があったら、Aさんはイラっとしてしまいそうですね。A「今日はほんっと疲れたな〜。他のメンバーが怠けてるから大変でさ」
B「キミも助けてもらうことあるでしょ?疲れてるのはみんな一緒だよ」
A「(……そんなことわかってるよ。)」
BさんがもしAさんの話を聞いて、「グチりたくなるほど疲れてるんだな」と気づき、「気持ちをひろう」ことができたら。
B「そうなんだ〜、疲れたんだね〜。そういうときは大変だよね〜。」
Aさんは救われるかもしれません。
6. わかりきったことでも聞いてみる
これは、相手についてわかりきったこと、の例ですね。事例では、AさんはBさんとの初対面のときに、Bさんが毎月2回ゴルフに行っていることを聞いています。
(中略)
わかっていることをあえて聞くのは、相手が話したそうなトピックを聞いてあげることで、会話を発展させるのが目的です。
相手に気持ちよく話してもらうために、あるいは少し硬くなりがちな会話の序盤を柔らかくするために、このしつもんを使いましょう。P.107
他にも、「わかりきったことでも聞いてみる」は、別の目的で使えます。
「知ってる」と思っても、意外と知らないことは多いものです。
先日、髪を切りに行ったときに、美容師さんが
という話をされていました。「最近お店に置くシャンプーの勉強もかねて、『オーガニック』について勉強してるんですけど…」
そこで、
「オーガニックって、ぼんやりとしか理解してないんですけど、どういうことなんですか?」と質問してみました。
なんとなく、「オーガニック」=「化学肥料や農薬、添加物を使っていないモノ」ということはわかっているつもりです。
しかし、勉強している人のほうが当然詳しいはず。
おかげで、あまり興味がなかった『オーガニック』について、あれこれ知ることができたのです。しかも、タダで(笑)。
美容師さんはというと、とても楽しそうにお話してくれましたよ。髪を切る手が止まっていたくらいですから(笑)。
まとめ

本『たった1分で心をつかむ! しつもん会話術 』は、質問家として一部の間で人気の松田充弘さんの著書。
文字の量も多くなく、サラッと読むことができますので、会話に苦手意識のある若者はもちろん、普段あまり読書しない方でも読みやすそうです。
私の友人で「この人と話してると気持ちいいな」という人は、たしかに上記6つをしてくれているとよく分かりました。
3月、4月は出会いの多い時期。上記の内容をぜひ活かしてみてください。
「自分は話すのが得意」と思っている方こそ、試しに書店で本書を立ち読みでもしてみると面白いかもしれません。
逆に「聞き上手」と言われる方にはまったく必要のない本でしょう。
本書には「質問」を使って相手とうまくコミュニケーションするコツや考え方がいろいろと書かれていますが、結局のところ、いかに相手に興味をもつか、につきるのではないでしょうか。
もちろん、それがうまくいかないこともあるからこうした本が役立つわけですが、いつも「好奇心」を持っていたいですね。
ところで上記6の「わかりきったことでも聞いてみる」といえば、私はiPhoneアプリ「大辞林」で、結構わかりきった言葉を調べていることが多くあります。

カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
現在の価格: ¥2,500(サイズ: 130.9 MB)
販売元: 物書堂 - MONOKAKIDO Co. Ltd.
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わかりきった言葉、よく使う言葉なのに「あれ?まてよ?」と疑問を持つことがあります。
そうしたときに、すぐその場で辞書に「質問」できるのは本当に便利です。
紙の辞書と比べれば圧倒的に安いですしね。
これも好奇心だと思っていますが、単に頭が弱いだけ?(笑)
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今日のひとこと
森進一さん、森昌子さんの長男が、元NEWSで、しかも現在は大人気バンドのヴォーカルだって知ってますか?最近、スズキSWIFTのCMでも流れていますね。
- [2013/03/11 20:30]
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