【明石家さんま流】人気者であり続ける7つの方法 〜本『なぜ、明石家さんまは「場を盛り上げる」のがうまいのか? 』

誰もが人から好かれたいと思うでしょう。魅力的な人間になりたいのなら、人気があって、誰からも好かれているモデル(師匠)となる人物を決めて、その人物を徹底的に真似すればよい
P.1
それなら人気者の明石家さんまさんをモデルとして、真似しよう!というのが、本『なぜ、明石家さんまは「場を盛り上げる」のがうまいのか? 』です。
心理学者である著者が分析、解説してくれておりとてもわかりやすい内容です。
今日は本書から、人気者であり続ける7つの方法について、考えてみましょう。
1. 失敗談が面白い
さんまさんはこのようにおっしゃっています。やっぱりいろいろと失敗してきた人間の方がオモロイね。開き直りいうのがあるから。いっぺん底辺に落ちてるから、そういう人の発想というのは絶対オモロイ。
P.185
そういえば、お笑い芸人さんの面白い話はたいてい失敗談ですね。
逆にほとんどないのは、たいしたことない自慢話。
人に話をするときに関心を持って欲しければ、自慢話ではなく失敗談。これが大事ですね。
また、なにか失敗したときには凹むのではなく「ネタがひとつできたぞ」くらい思えると良いでしょう。
2. 「評論家」にならない
身に覚えはありませんか?(笑)(中略)とかく日本の評論家はいろいろ言うもんやから、映画がどんどんだめになっていく。つまらなく思わせて、ひとに映画を見にいかさんようにしとる。
やはり人間というのは、明るいことを言わなければダメだ。
相手を勇気づけるような、面白いと感じさせるような、そういうことを口にしなければダメである。かりに正しいことであっても、みんなの気分が悪くなるようなことは口にしないほうがいいのだ。
一緒に食事に出かけたとき、
「味付けが薄すぎる」
とか、
「店員のマナーがなっていない」
などと、評論家ぶって指摘する人がいるが、そういう人と一緒に食事をしたいと思う人はあまりいないのではないか。P.56
他にも、
みたいな評論家ぶるパターンもありますね(笑)。A「これ、おいしいですねー!」
B「いや、C店のほうがもっと美味しいよ」
負けず嫌い?で、素直に美味しいと認めないタイプ。
気をつけましょう。
3. 小さなことでも大きく喜ぶ
同じ吉本のお笑い芸人、カラテカ入江さんは、「お礼するときは感動モードマックス!」とおっしゃってます。いい人生をつくるには、日常のごく些細なことで喜べるように自分を条件付けてしまうのが有効なやり方だ。さんまさんの座右の銘である「生きてるだけで丸もうけ」の精神で喜んでしまえばいいのである。俺はホントに幸せですよね。小さな夢をいっぱい持ってて、それがかなうとホントに喜ぶから。
(『JUNON』1991年11月号)
コピーがきれいにとれればそれだけで幸せ。おいしいランチを食べれば幸せ。気持ちよくウンチができれば幸せ……。そんなことでも、大いに喜んでしまう人間になろう。P.127
なにかしてあげたときに大きく喜んでもらえるのは、嬉しいですね。
小さなしあわせに気づく訓練をするには、Three good thingsがオススメ。
iPhoneアプリを使うと便利です。
4. 「人を喜ばせるためのウソ」をつく
楽しい話をしたければ、バカ正直に話すより、盛り上げるためにウソという演出を多少したほうが良いこともありますね(笑)。カリフォルニア州立大学のロナルド・リッジオによると、人間関係をソツなくこなせる人には、「ウソをつくのがうまい」という特徴があるそうである。(中略)
悪意のあるウソは困るが、相手を楽しませるウソ、相手に喜んでもらえるウソなら、遠慮せずに、どんどんついたほうがいい。(中略)たけしさんに「おまえ昨日、女に二階から突き落とされたよな」っていきなり振られて、そこで「ウソや!」って言っちゃいけない時代だったんです。「そうやねん」って言いながら、その場で二階から突き落とされた話を考えなきゃいけない。
(『本人』2009年vol11)P.178
コツとして、質問の答えは「極端」に言うと良いですよ。
たとえば、
などとお世辞を言われた場合。あなたならどう答えますか?「学生時代、モテたんでしょ?」
以前紹介しました。
5. 行動的な人は魅力的
以前TVで某輸入車販売店の営業マンが、同じことをしているのを見ました。さんまさんは、彼女に会いたくなったら、たとえ深夜であろうが会いに行ってしまうのだという。行動的だからこそ、さんまさんは女性の心を惹きつけるのであろう。「行動する」ということは、イコール、「愛情の強さもある」ということを、相手に印象付けることができるからだ。あしたの朝飛行機で大阪へ帰って彼女に会いに行くのも、その夜車をとばして会いに行くのも、結果は変わらないねんけども、動いてるときが好きなの。
(『JUNON』1989年10月号)
仕事もそうである。仕事ができる人間は、クライアントから「今度、改めて企画書を持ってきてよ」と言われたら、その日のうちに企画書を書き上げて再び訪問するくらいのバイタリティを見せる。
(中略)
そういう行動が相手の心をうち、「ここまでしてもらっちゃ、さすがに断るわけにはいかないな」ということでOKをもらえるのだ。P.161
以前読んだこの本には、『スピードは、それだけで「強烈なメッセージ」になる』とありました。
スピードだけでなく、「行動力」のある人は魅力的に映りますね。
6. 趣味が多い
最近Facebookを見ていると、友人の様々な面を見ることができます。(中略)俺の場合は、いっぱい楽しみ持ってたから。趣味が多いから得してる。
(『JUNON』1989年10月号)
趣味を持っていないと、
「なんか、つまらなそうな人生を送っているな」などと思われてしまいかねない。P.164
乗馬、海外旅行、ギター、バイク、フットサル、ゴルフ、美術館…
みんな趣味が多いな、素敵だな、っと思っていたところです。
やはり、色々なことを楽しんでいる人は、魅力的ですね。
7. 陰口は成功の証と考える
ネット上で悪口を言われて過剰に反応する人は、たとえ被害者だとしてもどうもあまり印象がよくない気がします。さんまさんは週刊誌でいくら悪く書かれても、これっぽっちも気にしない。それはメンタルが強くて、打たれ強いからではなく、次のように考えているからだという。
心理学的に見ても、このやり方は非常に効果的だと思う。オレは何言われても平気。ひがんどると思うもん。
(『MORE』1989年10月号)
(中略)
オハイオ・ウェスリアン大学の心理学者ハリー・バーリックは、イヤな気分を感じたときには、それを「認知的に歪ませる」のが、不快にならないコツであると指摘している。P.98
さんまさんのように、軽く受け流せると良いですね。
まとめ

本書を読んで感じたのは、人生は楽しいものではなく、楽しむものだな、ということ。
さんまさんがいかに人生を楽しんでいるか、よく伝わります。
そしてそれは、周りにも大きな影響を与えるのだということも。
これ、実は他人のためではなく、自分のためのような気がしませんか?(笑)さんまさんは、自分にかかわるすべての人を笑顔にしようとする。だから、さんまさんと一緒に仕事ができる人たちは、みなさんまさんに感謝している。
俺が友だちにしてあげた一番のこというたら、笑わしてあげたことやね。俺がいてホントよかったと思うよ。
(『JUNON』1992年5月号)P.100
他にも、さんまさんの仕事術なども紹介されており、興味深い内容です。
元ネタとなる、さんまさんの言葉の引用が古いのがやや気になりますが、逆にそれが貴重かもしれませんね(笑)。
本『なぜ、明石家さんまは「場を盛り上げる」のがうまいのか? 』、チェックしてみてください。
以下にある、同じ著者による鶴瓶さん、島田紳助さん、タモリさんについての本も面白いですよ。
次はどのレビューを読みますか?




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今日のひとこと
いくら食べてもまたすぐ腹減る病。
— コウスケ@Ko's Styleさん (@kosstyle) 2013年1月30日
- [2013/01/31 12:00]
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