あなたに欠けている?マッキンゼー流「リーダーシップ」の7つの条件 〜本『採用基準』  はてなブックマーク - あなたに欠けている?マッキンゼー流「リーダーシップ」の7つの条件 〜本『採用基準』

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マッキンゼーが求めている人材をひとことで表現すれば、それは「将来、グローバルリーダーとして活躍できる人」と言うべきでしょう。

P.64
マッキンゼーといえば、大前研一さん、勝間和代さんなど多くの頭のキレる卒業生がいるコンサル会社。

しかしその人材採用においては、一時期よく言われた地頭や論理的思考よりも、リーダーシップを重視しているのだそうです。

日本の会社の場合は、「おとなしく素直に言うことを聞き、言われたことをしっかりやる人間」を求めている会社もありそうですが、今後そのような会社の発展は見込めないでしょう。

では、どのような人間を「リーダーシップがある」というのでしょうか


本『採用基準 』は、マッキンゼーの元採用マネジャーが、マッキンゼーが重視する「リーダーシップ」について明かした本。

自分と照らしあわせて読むと、「あぁ…自分は甘いなぁ」と感じてしまうかもしれませんが、それに気づくのがリーダーシップの第一歩。


今日は本書から、リーダーシップの7つの条件を紹介します。





1. 目標を掲げる

まずリーダーに求められるのは、チームが目指すべき成果目標を定義することです。そしてその目標は、メンバーを充分に鼓舞できるものである必要があります。
人がつらい環境の中でも歩き続けられるのは、達成すれば十分に報われる目標が見えているからです。その目標、すなわちゴール(到達点)をわかりやすい言葉で定義し、メンバー全員に理解できる形にしたうえで見せる(共有する)のが、リーダーの役割です。

P.116
プロジェクトについてよく知らないのに、その一部の作業だけをやれと言われても、気持ちが乗らないでしょう。

プロジェクトのゴールの共有は非常に大切ですね。

しかもメンバーがやる気になる表現を選ぶのが重要。


2. 先頭を走る

「最初の一人になる」、「先頭に立つ」ことを厭わないのがリーダーです。集団の前でなにか新しいアイデアが披露され、「だれかこれにトライしてみたい人はいますか?」と問われた時に、周りの様子をうかがうのではなく、すっと自分の手を挙げて、「私がやりましょう」と声を上げるのがリーダーです。
それは公衆の前に自らをさらし、結果がうまくいかない場合も含めて、そのリスクや責任を引き受ける覚悟があり、結果として恥をかいたり損をする可能性も受け入れる、受容度の高い人です。議論をする時に最初に発言する人、大勢が同じ意見を述べている時に異なる意見を発する人も同じです。

P.122
一時期、講演会などに参加したときに「質問ありますか?」と講師の方がおっしゃったら必ず一番に手を挙げる、と決めていたことがありました。
  • 度胸を付ける
  • 話を集中して聞く
  • 質問力をつける
が目的です。

良い質問ができたことも、そうでなかったこともありましたが、度胸はついたかな、と思います。


3. 時間や条件が足りなくても「決める」

リーダーとは「決める人」です。検討する人でも考える人でも分析する人でもありません。
(中略)
世の中には、高い分析力や思考力をもっていても、何も決めない人がたくさんいます。決めることをできる限り先延ばしし、「情報が足りないから決められない」と言って、とめどなく検討や会議を続ける人がいるのです。こういう人には、リーダーシップはありません。
リーダーとは、たとえ十分な情報が揃っていなくても、たとえ十分な検討を行う時間が足りなくても、決めるべき時に決めることができる人です。

P.125
決断というのは勇気の要ることですが、リスクを負ってでも決める覚悟がリーダーには必要ですね。

時間や情報が足りなくても決めろ、というのはドキッとしますね。


4. チーム全員がリーダーシップを持つ

全員がリーダーシップをもっているチームでは、最終的な判断を下すのはオフィシャルなリーダーであったとしても、議論の段階では全メンバーが「自分がその立場であったら」という前提で議論をします。このため各メンバーはリーダーに対して、「ここがおかしい」とか「ここを変えてください」と言った、意思決定者への陳情(要請)と言うスタンスで意見の述べ方ではなく、「私がもしリーダーであれば、こういう決断をする」というスタンスで意見を述べます。

P.128
他人任せではなく、全員が主体性を持っている、ということですね。

皆が「誰かが決めてくれる」「自分は考えなくていい」などと思っていたら、うまくいかないでしょう。


5. 和よりも成果を優先する

日本では時にビジネスの現場でさえ、成果より組織の和が優先されることがあります。特に大きな組織には、他部署が決めた方針にはむやみに口を出さない、と 言う暗黙のルールがあります。たとえ失敗してもその部門の人が責任を取るのだから、部外者の自分たちがあれこれ言うのはよくない、と考える人がいるので す。

P.89
「和よりも成果を優先する」というのは正直、ふつうの日本の企業ではなかなか難しそう。

これが理由で、マッキンゼー出身者はどうも冷たい人間というイメージがあります(笑)。


個人的には、「和」と「成果」の両方を得る努力をしたい(時間と手間はかかりそうですが)。

もちろん、「和」を重んじるあまり「成果」を無視するのは問題だと思います。


6. バリューを出す

「バリューが出る(もしくは出す)」とは、「何らかの成果(付加価値)を生む」ということで、会議で有益な発言をすればバリューを出したことになるし、ユニークな情報が入手でき、それを分析した結果、画期的な洞察が得られれば、バリューのある分析、バリューのあるメッセージ、と呼ばれます。
(中略)
よく言われる「会議で発言ゼロの人はバリューゼロ」というのも同じです。
(中略)
この「バリューゼロ」というのは、マッキンゼーでは最も恥ずかしいこととされており、たとえ新人であっても、会議での発言ゼロは許されない雰囲気があります。何も発言しない一時間の会議は、完全に無駄な時間であって、給料泥棒とみなされます。

P.141
ときどき、ミーティングをすることだけで満足してしまう人がいますが、ミーティングには目的があるはずで、たいていそれは「ただ、話をすること」ではありません。

問題解決・次のアクションを決めるなど、目的を常に意識し、ミーティング中にバリューを生み出すことを意識せねばいけませんね。


ミーティング以外でも同様です。

こういった環境で働いていると、「今、自分のやっている仕事は、どのような価値を生むのか?」ということを、強く意識するようになります。漠然と作業をすることがなくなり、価値を生まない無駄な作業はさっさと切り上げ、できるかぎりバリューの高い仕事に優先して取り組もうと考えるようになります。

P.141
「いつもやってることだから」「頼まれた仕事だから」という理由でやっていることは、実はあまりバリューを生んでいないかもしれません。


7. ポジションをとる

よく言われるのが「ポジションをとれ」という言葉です。これは、「あなたの意見は何か」、「あなたが意思決定者だとしたら、どう決断するのか」という意味 です。マッキンゼーでは若手コンサルタントも常に、自分の立ち位置をはっきりさせ、自分の意見を明確に述べるよう求められます。

P.142
上司に相談をするときなどに、

「AとB、どちらが良いでしょうか」

という人がいます。

これでは決断から逃げているし、リーダーになれません。

「AとB、私はAが良いと思うのですが、それで良いでしょうか?」

と聞くほうが良いですね。


常に結論にフォーカスする癖をつけることで、検討に必要な時間は大幅に短縮できます。それは最終的に、経営の意思決定のスピードを左右することになるのです。
また、早めにポジションをとることにより、さまざまな問題点が浮かび上がり、改善や修正も素早く行えるようになります。仮でも良いのでポジションをとって結論を出さないと、外部から反対意見さえ集めることができず、何を改善すればいいのか見えてきません。

P.144
仮でも自分の意見を決める。

そしてもしそれに問題があれば、修正する勇気を持つことが大事なのですね。


まとめ

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この本、かなりオススメです。

タイトルの『採用基準 』から想像すると、採用についての話だと想像しますが、実際にはリーダーシップについての本でした。

これからのビジネスパーソンに必要なリーダーシップ、仕事術について、あのマッキンゼーを例にしてとても分かりやすく書かれています。

「自分は決められないタイプだ」という方は特に、読んでみると良いと思います。


ちなみにこの著者、あの有名ブロガーちきりんさんの正体だというウワサがありますね。





次はどのレビューを読みますか?

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今日のひとこと

レトロなウェリントン風のメガネが欲しい。似合わないかな?

長いまつ毛がレンズに当たってわずらわしいので、あまりメガネはかけないんですけどね。





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