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心理学者が分析!「笑福亭鶴瓶」流、人間関係がうまくいく6つの方法 〜本『「誰からも好かれる術」を笑福亭鶴瓶に学んだら 』  はてなブックマーク - 心理学者が分析!「笑福亭鶴瓶」流、人間関係がうまくいく6つの方法 〜本『「誰からも好かれる術」を笑福亭鶴瓶に学んだら 』

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スコットランドにあるヘリオット・ワット大学の心理学者A・キーナンが行った調査によると、私たちがストレスを感じる一番大きな原因は、「対人関係」がトップであったという。世の中には、いろんな問題があるとはいえ、やはり人付き合いが一番大きな悩みのタネだといえる。

P.4
本『「誰からも好かれる術」を笑福亭鶴瓶に学んだら 』は、心理学者が笑福亭鶴瓶さんを分析。鶴瓶さんの人付き合いの極意をまとめたものです。

たしかに鶴瓶さんといえば、年齢にかかわらず多くの人から好かれている印象。

彼の真似をすれば、私たちのストレスの多くはなくなるかもしれません。


今日は本書から、鶴瓶流の人間関係がうまくいく方法を6つ紹介します。





1. 「上機嫌」に見せ、話しかけやすいオーラを出す



自分の人気というか、好感度をカンタンに判別できるバロメータがあるのでお教えしよう。
それは、どれだけ人に話しかけられるかだ。

P.20
あなたはどうでしょうか。


では、話しかけやすいオーラを出すには、どうしたら良いのか。

著者は「上機嫌に見せる」ことがポイントだといいます。

鶴瓶さんは言う。

俺に話しかけるとき、ちょっとみんな笑てはるやろ。山田洋次さんが「いいようなあ、鶴瓶さんは。寄って来たら、みんな笑ってる」と言ってた。俺、それ、望んでたんやもん。若いときから。自然にしてるというよりも、目指さないとできない。

(『Switch』Vol.27 p34)
鶴瓶さんは、若手の芸人からも「近寄りやすい」「からみやすい」といわれていることで有名だが、それもそのはず、いつでも上機嫌な顔を見せて、人が「近寄りやすい」ようにちゃんと努力しているからなのである。
P.17
たしかに、道を尋ねるときに「上機嫌な人」と「不機嫌な人」がいたら、「上機嫌な人」に声をかけるでしょう。

上司が「不機嫌」な顔をしていたら、「報告は後にしよう」などと思うかもしれません。


話しかけやすいオーラを出す努力が大切ですね。



2. 小さな縁も大切にする



鶴瓶さんは、信じられないようなところでも人脈を築いています。

立川志の輔さんは、鶴瓶さんのエピソードとして次のような話をしている。

撮影をしていたら、そこに小学生ぐらいの女の子二人が見学に来ていた、と。師匠がその二人に、「今日は彼らの収録はないけど、普段はTOKIOとかV6と かいっぱいいるんやで。おじちゃんは結構ここに来てるから、観に来たいときは連絡しいや」と言って、自分の携帯番号を渡す。

(『Switch』Vol.27 p74)
P.31
もう1つ。

「そういえば知り合いの子から連絡が入っててな。その子もあとで合流するから。大阪の古くからの知り合いの娘や」
「どういうお知り合いなんですか?」(中略)
「昔、大阪でロケをしていたとき、トイレを借りた美容室の人や。それで仲良うなって。もう三十年前くらいになるかな。で、その娘さんが大学進学で東京に出てきたときに、『東京は心配やから、何かあったら鶴瓶さん、面倒見てやって』と言われて。5歳くらいからしってる子や」

(『Switch』Vol27 p33)
ロケでトイレを借りた家の人と、30年も付き合っているのである。
P.180

なかなかできないことですよね。

特に鶴瓶さんのように有名な方だと、電話番号を教えるのは危険も伴います。また本当にたくさんの方々と関わるでしょうから、一人ひとり覚えていられないのではないのが普通ではないでしょうか。

しかし、これがとても大切なのです。

ブリガム・ヤング大学のジェフリー・トンプソンは、1965年から1998年までの大学の卒業者名簿から、約3000名を選び出して、ランダムに質問紙を郵送してみた。卒業生たちがどれくらい仕事で出世、昇進、昇給をしているかを調べるためである。
すると、非常に面白いことが明らかになった。
人を大切にし、「ネットワーク形成」を頑張っている人ほど、仕事もうまくいっていたのである。
仕事の実力とは無関係に、人との付き合いに精を出し、「ネットワーク(人脈)づくり」に励んでいる人ほど、仕事はうまくいくのである。
ビジネス・チャンスというのは、人が運んできてくれる。

P.181
ここで、「人脈」とは何か、考える必要があるでしょう。

名刺の数、会った人数、でないのは明らかです。

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3. 周りの人を笑わせる



鶴瓶さんが他人を笑わせるのが得意なのは当たり前のことですが、それこそ人に好かれる極意。

飛行機でスチュワーデスさんが「おしぼりでございます。おしぼりでございます。」って配ってはって、僕の所で「おしぼりでござる」って言わはったんです。だから「かたじけない」って僕が言うたら笑わはった。いや、ホンマに。

(『SPA! 2002年3月12日号、P141』)
(中略)
フランスのブルターニュ大学のニコラス・ゲーガンは、ユーモア・センスがあって、人を笑わせる男性ほど、女性にモテるということを明らかにしている。
ゲーガンが、あるバーで行った実験によると、見知らぬ女性に対して、ジョークを言ってから電話番号を尋ねると、42.9%の女性が応じてくれるのに対して、ジョークを言わない男性では、15.4%しか電話番号を教えてくれなかったというのだ。
人の心を開かせる魔法があるのだとしたら、それは「笑わせること」に尽きる。
P.44

芸人さんのようになるのは難しいですが、いつも「笑わせよう」と意識しているだけでも違うでしょうね。

この本を読むと、笑いの「使い方」が分かりますよ。

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(紹介記事へ飛びます)



4. コミュニケーション能力を磨く環境」に身を置く

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我が家は昔から、他人を集めるのが好きな家で、よく近所のおっちゃんやらおばちゃんたちが集まってきては、夜遅くまでペチャクチャと話し込んでいくことが多かった。

(『哀しき紙芝居』 p56)
こういう輪の中で暮らしていれば、人当たりの良さが磨かれるのも納得できよう。
P.55
自らを、コミュニケーション能力を磨くことのできる環境に置くことが大切ということです。

人付き合いが苦手だからといって、人を避けていては、いくら本でコミュニケーションを学んでもムダですよね。

職場で、数人が集まってしゃべっていたら、積極的にその輪に加わっていこう。
「ねぇ、ねぇ、なんの話?」
「ちょっと、僕も、入っていい?」
とずんずんと、人の輪に加わっていくことをおススメする。
だれかが、飲み会の話やら、休日にどこかにでかける話をしていたら、「いいなぁ〜、僕も参加させてよ。絶対に邪魔しないから!」とお願いすることもおススメする。普段から、人の輪に加わるようにしていれば、それだけ人間関係の能力は磨かれるからである。

P.54



5. 自分自身のエピソードを話す


会話というのは、自分自身が見聞きしたエピソードが一番面白い。
鶴瓶さんも、そうらしい。自分の感じたネタを、そのまま話すのが鶴瓶流の会話術の秘訣である。

いろんな本の中から小噺をひろってきては、あちこちの番組や、余興の席でやってみる。ところが、やってもやっても全然うけない。(中略)
どうしてもうけないので、ある日思案のあげく、僕が実際に体験したおもしろいエピソードを、逆に小噺風にアレンジし、少しオーバー目にふくらませてやってみたのである。
するとどうだろう。これが大うけにうけてしまった。

(『哀しき紙芝居』 p28)
P.91
こんな研究結果もあるそうです。

ノースイースタン大学のジャック・レヴィンが、大学のキャンパスで学生の会話をこっそり盗み聞きするという研究をしたところ、女性の会話の71%、男性の 会話の64%が、「人に関すること」だったという。有名人であるとか、友達の話であるとか、とにかく、人間に関するネタが、もっとも多かったのである。
私たちにとっては、「人間」こそが、もっとも興味深い対象なのであり、会話でも盛り上がる話題なのである。

P.92
フェイスブックに「名言」「良い話」がシェアされているのをよく見かけますが、その人自身の話のほうが興味がわきますね。



6. ネタ帳を持つ

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鶴瓶さんは、365日、ずっとメモをつけている。大変な”メモ魔”だ。

今日こんなおもろいことがあったっていうのを毎日ノートに書いてるんです。
2005年は1年間に584個おもろいことがあったんですよ。

(『日経ビジネスアソシエ』2006年4月4日号 p111-112)
個数が分かるということは、メモにナンバリングしているか、1ページ1ネタなど決めごとがあるのでしょう。

これは良いですね。続けるコツかもしれません。


人に会うときに、「今日は何を話せば、相手に喜んでもらえるかな?」と考えたりするであろうか。
おそらく「していない」であろう。
だから、相手と親しくなることができず、縁が切れてしまうことが多いのではないだろうか。それが普通の人のやり方だ。
自分が思いついたこと、感じたことをすぐに書き留めるメモ帳や、ノートは必ず常備しておきたい。
(中略)
インディアナ大学のロイド・ピーターソンによると、私たちは、18秒以内に、目にしたものや耳にしたものの85%を忘れてしまうという。

P.95
先の「5. 自分自身のエピソードを話す」のために、メモしておく必要がありますね。


みなさんなら、「ツイッターやフェイスブックに書く」と考えるかもしれません。

ただ、これには1つ問題が。

実際に友人に会って話したときに「あぁ、フェイスブックに書いてたよね」と言われてしまったことが何度もあります。

ネット上に書き込んだネタは、リアルで使えなくなる可能性があるわけです。



まとめ

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鶴瓶さんの一番の好かれる理由は、「笑顔」でしょうね。

寝顔も笑顔なのではないか、というくらい、笑顔のイメージが強いです。


笑顔は、周りにいる他人に良い影響を与えるのはもちろん、「作り笑顔」でも本人に良い影響があることが明らかになっています。

知らないと損する!脳のクセを活かしてより良く生きる3つのコツ 〜本『脳には妙なクセがある』 - ライフハックブログKo's Style

積極的に、笑顔を作るようにしたいですね。


旅行などで撮った、自分の写真を見て驚くことがあります。

笑顔をつくったつもりの自分の顔が、思ったより笑っていないのです。

笑顔をつくろうと思ったら、オーバーなくらいが良いかもしれませんね。


鶴瓶さんのコミュニケーションの秘密が詰まった本『「誰からも好かれる術」を笑福亭鶴瓶に学んだら 』、おもしろいのでぜひチェックしてみてください。


ちなみに、同じ著者の以下の本も以前紹介しています。

なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?~「人たらし」の達人に学ぶ、相手の心を手玉にとる心理テクニック~4331516083





関連リンク



今日のひとこと

風邪をひいてしまった原因はいろいろあると思いますが、体力不足もあるかな、と。

治ったら、運動しようかな。






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