カルロス・ゴーンも推薦!インド人大富豪の成功法則「ジュガール」の7つの考え方 〜本『大富豪インド人のビリオネア思考』

「ジュガール」はカルロス・ゴーンも推薦しているという、インド人大富豪の83%が自分の成功できた理由にあげる成功法則。自分という人間に限界はなく、自分は無限の可能性を秘めている。ジュガールは、そういった自分の可能性を十二分に引き出すためのメソッドです。
P.50
それを詳しく解説し、日本人である私たちが実践しやすいようまとめられた本が『大富豪インド人のビリオネア思考 』です。
実際に著者サチン・チョードリー 氏は単身来日後「ジュガール」を使い、人脈ゼロ、お金ゼロ、信用ゼロからわずか数年で時給70万円を稼ぎ出し、カンブリア宮殿出演まで果たしています。
今日は本書から、インド人大富豪の成功法則「ジュガール」の7つの考え方を紹介します。
1. 少ない力で多くのものを得る
あなたは、ドロで冷蔵庫をつくることができますか?
何をバカな、と思うかもしれませんが、実際にこれで大成功したのがインドのムンサク・プラジャパティ氏。
彼は、高校も卒業していない貧困層の出身。ある日、5種類の粘土を混ぜてつくった陶器に水をかけると、8度冷えることを発見。「電気のいらない陶器製の冷蔵庫」をつくることを思い立ちます。
インドではいまだに電気が通じていない村がたくさんあり、ローコストで大量生産できれば多くの利益が上がる とにらんだのです。
彼の思惑通り、「ミティクール」と名づけられた簡易冷蔵庫は売れに売れ、いまや海外にも輸出されるようになっています。
電気が要らないといえば、こんな加湿器がありますね。


労力だけでなく、電力なども含め、「ない」からあきらめる、ではなく、「ある」もので考える。
少ない力で多くのものを生み出すには「工夫」が必要ですね。
2. 自分の枠を超えた発想で考え、行動する
「そんなことわかってる」という方も多いと思いますが、これを常に意識すること、そして実際に行動に移すことが重要ですね。勝手につくり上げた枠の中に自分を押し込んで、自分で自分の限界ラインを引いてしまっているわけです。
すると、考え方や行動もだんだん自分の決めたルールや常識の枠を出ないものになってきます。
自分のなかに「こういうときはいつもこうしておけばいい」というお決まりのパターンができてしまい、その予定調和の範囲内でしか動けなくなってしまうので す。想定内のパターンでしか頭や足を動かさなくなれば、当然、斬新なアイデアも出なくなるでしょうし、思い切った行動もとれなくなってくることでしょう。P.44
ジュガール最大の特徴は、「自分の枠を超えた発想で物事を考え、行動する」ということにあります。
思うに、自分の枠を超える一番カンタンな方法は、他人と話すこと。そして他人の意見を否定しないことではないでしょうか。その意識づけを、私は「アウト・オブ・ザ・ボックス」と呼んでいます。
すなわち、小さな箱を抜けだして外に出てみれば、箱のなかにいるときには気づきもしなかった世界が広がっている。だから、自分の「常識」や「決めつけ」という狭苦しい箱を飛び出して、いつも広々とした世界に自分の身を置いて考え、行動するようにしようということです。P.46
3. やわらか頭で考えてピンチをチャンスにする
物事の一面しか見られないことがありますね。そこに(グラス)半分の水があるという事実は変わりません。同じ事実を目の前にしているのに、ちょっと視点を変えただけで「もうない」という人と、「まだある」という人に分かれるわけです。
(中略)
つまり、どんなことであってもいろんな見方ができ、その視点次第でソリューションが変わってくるわけです。
視点や捉え方次第でピンチをチャンスに変えられる可能性が広がってくるわけです。P.52
特にピンチのとき。
しかしピンチのときの考え方・行動こそが、大きな差となるのではないでしょうか。
この本にも似た話が。

ピンチをチャンスに変える5つのコツ - ライフハックブログKo's Style
4. シンプルに考える
日本メーカーとAppleの、リモコンの違い。面白いですね。
ものごとをシンプルに考える。そんなクセをつけたいですね。
5. 決してあきらめない
「あきらめるな!!」という根性論ではなくて、失敗を経験として、冷静に次につなげることを考えるのが大切ですよね。ジュガール使いは、どんなに可能性が低くなろうとも、見方や発想を変えて一発逆転のソリューションをひねり出そうとします。そして、仮にその努力が実を結ばず、失敗したからといって弱気になるようなことはまったくなく、その失敗を活かして、すぐに次のソリューションを考えます。
あきらめないし、くじけない。そうやって、片時も止まることなく、打開策や解決策を生み出し続けるのです。P.68
失敗しないとわからないこともたくさんあるでしょう。
あとで「あの失敗はムダではなかった」と語れるようにしたいものです。
6. 自分を抑えつけない
実際に2013年から本格的にこのビジネスは始動していく予定なのだそうです。私はインド人でありながら「カレーハウスCoCo壱番屋」のカレーが大好物です。週に2、3回は食べています。で、ある日、「このカレーの味ならインドに 店を展開しても売れるだろうな」と思ったのです。次の瞬間には、私はもう携帯電話を取り出し、CoCo壱の社長に電話をしていました。
(中略)
失うものはないにもかかわらず、「飛び込む」か「やめる」かで迷っているなら、いますぐ「飛び込む」を選んだほうがいい。P.73
「ココイチをインドに出店」というアイデアを考えるところまでなら、他にも考える人はいくらでもいるでしょうね。
しかしそれを行動に移してしまうところが大きな違い。
日本人は、「無理だろう」「相手に迷惑かも」などと必要以上に心配するところがある、と著者は言います。
迷ったら飛び込む!
まずは小さなことからこれに慣れておくと、大きな場面でも同じように飛び込むことができるようになりそうです。
7. セルフ・エフィカシー(自己効力感)を大事に育てていく
なにか成功体験があれば「自分ならできる」と思うことが比較的しやすいでしょう。私はこの「自分ならできる」という感覚を「セルフ・エフィカシー(自己効力感)」と呼んでいます。
(中略)
いつも「自分ならできる」「エブリシング・ポッシブル」と考えているような人の周りには、自然に人も集まってくるし、仕事も集まってくるものです。P.78
しかし、脳科学者の茂木健一郎さんは、「根拠の無い自信を持ち、それを裏付ける努力をし続けることが大事」とよくおっしゃっています。

根拠は必要ないのです。
とにかく自信を持ち、それを証明するための努力をしろ、と。
大ベストセラーの本『ザ・シークレット 』にある「引き寄せの法則」も同様。
まず信じること。するとそれを引き寄せていくことになりますね。

まとめ

大富豪インド人の考え方「ジュガール」を会得すれば、以下のような様々な壁を超えられる(beyond、ビヨンド)ようになっていくとのこと。
こうも書かれています。ビヨンド・ザ・フレーム
ビヨンド・ザ・イマジネーション
ビヨンド・ザ・トラブル
ビヨンド・ユアセルフ
ビヨンド・ザ・インポッシブルP.80
ジュガールは「勝つためのソリューション」であると同時に、「周りとつながるためのソリューション」「他人との関係性をよくするためのソリューション」です。
「成功を勝ち取る」「生存競争に勝ち残る」という言葉には、どこか他人を蹴落としていくようなイメージがつきまといますが、ジュガールにおいてはまったくそういうことはありません。
むしろ逆で、他人とつながって関係性をよりよくしていくことによって、勝利や成功を呼び寄せていくメソッドであるわけです。P.196
より具体的な方法などは、本書『大富豪インド人のビリオネア思考 』を読んでみてください。
この出版社らしい、その後の高額セミナービジネスにつなげようとする胡散臭さをやや感じますが(笑)、本書の内容自体は良いと思いますよ。
次はどのレビューを読みますか?




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今日のひとこと
妹が何度もインドへ行っているのですが、「おにーちゃんじゃ絶対ムリだわ」と言っていました…。
- [2012/11/27 20:30]
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