伸びる人、伸びない人はここが違う 〜本『20代から伸びる人の習慣力』

長く生き、たくさんの人に会っている人は、どういう人が成功するかという「違い」がわかってくるようです。
本『20代から伸びる人の習慣力 違いが出てくる男の37ポイント 』は1935年生まれの著者が、伸びる人と伸びない人の違いを教えてくれています。
今日は本書から、4つのポイントについて考えてみましょう。
1. 仕事は歯痛と同じと考える
めんどうだからと先延ばしにして、よりいっそうめんどうなことになる。そんな経験、あるのではないでしょうか。「仕事って、歯痛のようなものだと思うんです。痛いなあ、どうしよう、痛み止めを飲もうかなんて考えていても、歯痛は絶対治りません。腹痛や頭痛なら ちょっと我慢したり、鎮痛剤で治ることもありますが、歯痛だけは歯医者に行くしかない。仕事も同じで、ただ考えていても終わらない。歯が痛くなったらすぐ歯医者へ行く。それと同様、この仕事はどうすれば正しい処置かを考えて、すみやかにやる。時間がたてばたつほど悪化しますから」
P.29
「そんなことわかってるけど、わかっててもできないんだよ!」という方は(笑)、心理学者が先延ばし対処法を教えてくれる、この本がオススメです。

2. とにかくたくさんの人に会う
これはなかなかハードルが高いと思うのですが、どうでしょう。人間関係におけるセンスとは、私にいわせれば相手に対する「観察力」「理解力」「想像力」「柔軟性」「対応力」、そして「自己主張」の6つである。この力 を備えていて、さらにそれが佇まいや所作、言動に、静かに漂う人が人間関係において「センスのいい人」ということだ。キーワードは「静かに漂う」こと。
P.47
この本なども読み、人付き合いについて考え、たくさんの人に会ってみると良いかもしれません。では、どうすればその能力が身につくか。それは、どれだけ多くの人と出会い、どれだけ多くの場面を経験し、どれだけ鍛えられたか、それが重要だと思う。
(中略)
「とにかく人に会いなさい」
私はつねに、そう述べてきた。P.48

私は勉強会などに多く参加し、「以前に比べれば」ずいぶん鍛えられた気がします。
直近ではこんなイベントを企画しています。ぜひどうぞ。
3. 脱マニュアル!三つをそろえた良いアドリブをする
俳優の梅沢富美男さんが、マニュアル接客に怒っている。
- 相手に意外性を感じさせること→相手の関心を喚起する
- 相手が求めているものをかぎ分けて対応する→相手が好意を感じる
- 相手が求めているものを具体的に提示する→相手が納得する
この三つの要素があること。これを臨機応変に使いこなすことができれば、会話、折衝、商談などでうまくいく可能性は高くなる。アドリブとは臨機応変力でもある。
P.83
先日、役者の梅沢富美男さんがテレビで怒っておられた。
「舞台のスタッフたちに差し入れをしようと有名ハンバーガーショップに行きハンバーガーを100個注文した。40分ほど待たされた挙句、店員に「こちらでお召し上がりになりますか?」ときかれた」と。
深夜にコンビニでお弁当や酒、タバコを買ったとき、若い女性店員からレジで「年齢確認お願いします」といわれた。タッチパネルの「20歳以上ですか?」のボタンを示され、「本気なのか?」と驚いた。(中略) 「オレが19に見えるわけねぇだろ!60過ぎているジジィを捉まえて、押せとはなんだコラ!!!」
いちいち怒るのはどうかとおもうし、店員はそうしろと教育を受けているのだから仕方ない部分もあります。
しかし、ちょっと考えれば済むことを考えない人間が増えてしまっているとしたら、恐ろしいことです。
とはいえ、著者の挙げる三つを見ると、これもなかなか難しいですね。
こういうものだと知っておき、意識するだけでもずいぶん違うかもしれません。あとは場数ですね。
4. 「外見」はコミュニケーションそのもの
オヤジもオシャレする時代。最近の若い世代は、昔と比べ物にならないほどオシャレになった。それだけに、ファッションセンスが欠けていたり、無頓着だったりすると、ひときわ目立ってしまう。
「大切なのはお客さんの第一印象。入り口が勝負です。見た目は大切なんです」P.126
若者がしていないとイタイですね。
店の入口が汚い・古いお店にはあまり興味を持てないように、人の入り口は見た目。外見には気を使いたいものです。
まとめ

本書『20代から伸びる人の習慣力 違いが出てくる男の37ポイント 』はとにかく読みやすいという印象。そこはターゲットの20代に配慮しているのでしょう。
恋愛、転職などの内容もあり、70歳を超える著者とお酒でも飲みながら「伸びるヤツってのはなぁ…」などとありがたい説教を受けている感じです。
親や上司から聞くより、なぜかすんなり受け入れられるかもしれません(笑)。
20代向けの本ではありますが、自分ができているかのチェックのほか、部下・後輩を教育するときにここにある内容を今思いついたかのように語ってみると良いかもしれません(←マニュアル人間)。
次はどのレビューを読みますか?




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今日のひとこと
名古屋マインドマップ普及会(ナゴマイ)でチャリティーイベント企画中。
小学校でマインドマップ親子セミナー開催、参加費をどこかの団体へ寄付します。楽しみです。
- [2012/11/16 12:30]
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