あなたはどっち?「本当に信頼されるリーダー」と「傲慢なリーダー」の11の違い 〜本『サーバント・リーダーシップ実践講座』

あなたも職場や友人間、あるいは家族など、どこかのリーダーかもしれません。
またいずれはそういう立場に立つ必要が出てくるでしょう。
- 現在リーダーとして活躍している方
- これからリーダーになりたい方
- リーダーなんて自分には無理と思っている方
本『奉仕するリーダーが成果を上げる! サーバント・リーダーシップ実践講座 』です。
今日は本書から、「本当に信頼されるリーダー」と「傲慢なリーダー」の11の違いについて紹介します。
チェックしてみよう
以下の表で、あなたはどちらに当てはまるかチェックしてみてください。
また、あなたならどちらのリーダーのもとで働きたいでしょうか。
傲慢なリーダー | サーバント・リーダー | |
キャラクター | 尊大になりがち | 謙虚 |
目的 | 個人の欲求の追求 | 大義のあるミッション・ビジョン・バリューの実現 |
達成イメージ | 自分の成功。自分が賞賛される | チームの成功。チームで喜びを分かち合う |
主役 | リーダーが主役 | メンバーが主役 |
関係性 | メンバーはリーダーのために存在する | リーダーはメンバーのために存在する |
対メンバー | メンバーをうまく「使い」たい | ミッションやビジョンの実現を推進してくれるメンバーに「奉仕」したい |
影響力の源泉 | ポジションパワー | メンバーとの信頼関係 |
コミュニケーション | 一方通行、指示・命令中心 | 双方向、傾聴を重視する |
問題が起きたときの着眼点 | 自分以外の他人の誤りを考え、犯人を探し、責任を取らせる | 学習の機会と捉える。多くの問題はシステムから発生すると考え、システムを改善する |
情報の扱い | 権力を維持するために情報をコントロールする | できるだけオープンにする。全体像を共有する |
努力すること | 個人の権力基盤を強化 | メンバー間に信頼のネットワークを創る |
P.77 |
サーバント・リーダーシップとは
サーバント・リーダーシップとは、上の表のような特徴を持ち、以下の5つのバリューを大切にするリーダーシップのことを言います。
- 個人を尊重する
- 導く
- サーブする
- 人の持てる力を引き出す
- 個人の成長へとつなげる
P.62
大辞林にはこうあります。

リーダーはこうでなければいけない、ということではありませんが、上から命令してグイグイ引っ張っていくタイプのリーダーではなく、メンバーを下から支える「サーバント・リーダーシップ」という考え方もある、ということです。
志村けんさんやモウリーニョ監督、なでしこ佐々木監督も
志村けんさんも、モウリーニョ監督も、なでしこ佐々木監督も、元スタバCEO岩田さんも、サーバント・リーダーといえるかもしれません。
チームの成功のために、メンバーとの信頼関係を重視。
ビジョンは示しつつもメンバーに命令するのではなく、メンバーが働きやすい環境づくりをしています。
まとめ

本『奉仕するリーダーが成果を上げる! サーバント・リーダーシップ実践講座 』を読むと、これまでイメージしていたリーダー像が変わるでしょう。
ぜひもっと詳しく知っていただきたい内容です。
自分には傲慢なところがあった、と気づく人がいるかもしれません。
あるいは、自分がリーダータイプではないと思っていた方でも、「自分にはカリスマ性がないが、下から支えるならできるかも」と考えるかもしれません。
いまこそこの日本に必要な、「サーバント・リーダーシップ」。
本書は、その考えかたから豊富な事例まで、これ一冊で「サーバント・リーダーシップ」がよくわかる、教科書のような本です。
すべてのリーダー、そしてこれからリーダーになりたい方に読んでいただきたい本です。
次はどのレビューを読みますか?




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今日のひとこと
土日連続でマインドマップの講師をしました。
さらに日曜の講義後は、名古屋マインドマップ普及会(ナゴマイ)の仲間とクリスマスチャリティーイベントのミーティング。
小学生にマインドマップを用いた発想法を体験してもらい、さらには寄付金を集めて東北の子どもたちのために寄付する予定です。とても楽しみ。
もしこれに賛同し、協賛してくださる企業の方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
nagomai(アットマーク)gmail.com
- [2012/11/19 20:30]
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