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あなたも意外と「考える」ができてない!?大人が読むべき子ども向けの本『考える練習をしよう』  はてなブックマーク - あなたも意外と「考える」ができてない!?大人が読むべき子ども向けの本『考える練習をしよう』

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どうしようもない。どうしたらいいかわからない。もうだめだ。みんながよく口にする言葉だ。ちがう。けっしてそんなことはないんだ。どんなときだって、ちがったしかたで問題を見なおせるんだ。ぶつかった問題をしっかりみつめること。そして、あたらしいしかたで考えること。それが、この本のテーマなんだ。

一つの考えかたしかないのではない。

P.7
「子供の頃に読みたかった!」

そう思える本『考える練習をしよう』、素晴らしい内容です。


しかし心配無用。大人がいま読んでも、今後すぐ活かせる内容です。

今日は本書から、5つの考えかたについて、一緒に考えてみましょう。




1. べつの人になって考えてみる

私は服などを買うとき、

「これをジローラモさんは着るだろうか?武田修宏さんは?石田純一さんは?」

と考えます(笑)。

一人ですぐに決められないことも、このように考えると意外と決断ができるものです。


仕事では「お客様の気持ちになって考えよう」と言われますが、果たしてそれができているでしょうか?


また、想像ではなく実際に「べつの人」に話を聞く手もありますね。

一つの頭より二つの頭、よく言われることだ。だから、二十の頭があればもっといい。問題にあたるとき、ほかの人たちの意見が役に立つ。きみは何を選択するか心を決めることができる。

P.116
最近のWebサービスなどはベータ版をつくってすぐ公開し、ユーザーの意見を聞きながら改善していきますよね。



2. まじめに考えない

わざとめちゃくちゃに考えてみることがいい考えかた、そんな場合もけっこうあるんだ。めちゃくちゃにふるまうんじゃなくて、めちゃくちゃに考える。いろんなふうに自由気ままに考えていいんだ。

P.104
あの秋元康さんは、会議中にわざと仕事に関係のない雑談をするそうです。

また、とんねるずの「食わず嫌い王決定戦」の企画は、会議室ではなくとんねるず石橋さんとの食事中に生まれたのだとか。

秋元康の仕事学 ( )


まじめな仕事の企画より、友だちを驚かしてやろう!とバカみたいなサプライズを考えているときのほうが良い企画が浮かぶこと、ありませんか?

まじめに考えなきゃ、と思っていることこそ、まずは心を自由に遊ばせてみると、そこから使えるアイデアが生まれるかもしれません。

ジローラモさんも、「日本人はマジメすぎる」とおっしゃっています(笑)。

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3. むすびつかないものをむすびつけてみる

下のグループになった単語は、ちょっとみたところたいして関係があるようにはおもえない。一つのつながりのなかで考えてみよう。共通していることは何か。一つだけじゃなく、何通りものやりかたで、関連性をみつけよう。

エンピツりんごフットボール
ランプレモン
バスケットホッチキスねんど
電話時計
P.44
新しいアイデアというのは、既存のものの組み合わせであることがほとんど。

無理やり結びつけてみると、思わぬアイデアが生まれそうです。


このような訓練をして入れば、アナロジー思考が身につきそうです。

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4. モノの見かたは一つきりじゃない

一人の男の子が、虫歯の穴をつめてもらいに歯医者に出かけた。その男の子はその歯医者の息子だったけれど、その歯医者はその男の子の父親ではない。

どういうことだ?

P.56
どういうことか、わかりますか???

正解は…









歯医者は、男の子の母親、ということですね。

歯医者は男性が多いので、ついそれを思い浮かべてしまうと上記の文章の意味がわからなくなってしまうわけです。



5. 考えかたを書きだしてみる

リストも使いかた一つで、きみが考えるときに利用できるんだ。リストの二つの利用法。一つは、ものごとをちがったしかたで考えることができるということ。二つめは、もっといろんな考え方ができるということだ。

P.81
私も何かを考えるときはなるべく「かく」ことをするようにしています。

私の場合は主にマインドマップですが、箇条書きでも良いでしょう。


たとえば、「ランチはどこへ行こう?」と考えるとき。

頭の中だけだと、「ん〜ん〜〜」とただ悩むだけになってしまいがち。

ためしに書いてみるのです。
・ラーメン
・パスタ

すると、
(1) ラーメンといえば?
と、書いたものに関連したものを考えられます。

そしてもう一つ、
(2) 書いた他に、何がある?
と考えることができます。書いたものを除外して他を意識できるのです。

書くことをすれば、それらを混乱せずに考えられるわけですね。



まとめ

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実際のところ、子ども向けの本にしては、子どもにはやや難しいかも?

小学校の高学年向けかな。

お子さんのいらっしゃる方は、一緒に読むと良さそうです。

様々な練習問題などがあり、とても楽しめますよ。

子どものうちから「考えかた」を教わるのは、とても大切だと思います。





次はどのレビューを読みますか?


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