これは身につけたい!自ら考え、行動する人を育てるための話し方 〜本『人気教授マイケル・サンデルの話し方とは?』  はてなブックマーク - これは身につけたい!自ら考え、行動する人を育てるための話し方 〜本『人気教授マイケル・サンデルの話し方とは?』

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マイケル・サンデルといえば、ハーバード白熱教室が大ブームでしたね。

学生に一方的に情報を伝えるのではなく、考えさせ、発言させる講義のスタイルは、その後日本の大学でも取り入れられ始めたようです。


本『ハーバード大学史上最多の履修者を誇る人気教授マイケル・サンデルの話し方とは? 』はそのサンデル教授の話し方の秘密を解き明かしたもの。

講師でなくても非常に役立つ内容です。

今日は本書から、「自ら考え、行動する人」を育てるための話し方について考えてみましょう。




1. 主張せず、交通整理する

サンデルの「教授法」の大きな特徴の1つは、自分の主張をあえて講義中に差し挟まないということがある。あくまでもサンデルが行うのは「交通整理」であり、質問者の主題がハッキリしない時の「言い換え」のみだ。

P.15
これはサンデル教授の講義内容が哲学であり、「答え」が重要ではないせいもあるかと思いますが、しかし色々な場面で応用できるでしょう。


たとえば子どもが兄弟げんかをした場合。

「おにーちゃんが悪いでしょ!」と親が決めて説教することもできますが、双方の言い分を聞きながら、交通整理だけをしてみると、違った結果が出そうです。


職場でも、上司から部下にただ問題点と解決策など指示するのではなく、部下数人にミーティングで考えさせれば、指示待ち人間ではなく自ら考えて問題改善する社員が育つかもしれません。

そして、自ら考えて出した答えというのは、なかなか忘れないし、言われてやることに比べ、素直に実行に移しやすいものです。



2. 「対話したい」というニーズを満たす

私たちが今一番求めているのは「対話」であり、もっと言えば皆が「話したがっている」のが本音だろう。
「私の話を聞いて下さい!」という欲求が強い時代だ。

P.68
私はいくつかの勉強会の主催をしていますが、アンケートによく書かれるのが

「もっと参加者同士で話したい」
「グループ以外の参加者とも話がしたかった」

というもの。

では休憩中やイベント後、懇親会などで積極的に話せば良いわけですし、大人が集まる勉強会で主催側がどこまで参加者のお世話をして差し上げるべきかということには正直色々と思うところもありますが、しかしまさに「対話したい」というニーズがあらわれていますね。


ですから講義でも、職場や家庭などでなにか教えたい・伝えたい場合でも、「対話」にすることが大事ですね。

一方通行ではダメなわけです。

こうなると重要なのは、「聞く力」ですね。

話を聞くだけで、相手に「気が合う」と思ってもらえるのですから。

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3. 「考える」ことが目的ならオープンエンドで良い

オープンエンド(終わりを決めない)、つまり結論なしでも良しとするということです。

ビジネスでは通常、「結論」を出すために話し合いをするわけですが、それを目的とせず「考える」ことが目的の場合もあるのです。

または、それぞれが自分なりの結論を出すことができれば良く、全員で1つの答えを決めなくても良いということです。


私は「せかいはつ勉強会」のイベントで何回かワールド・カフェ(対話の1手法)を主催しました。

たとえばこれ。

4月23日 せかいはつ勉強会 vol.2 「人はなぜ学ぶのか?」(愛知県)

「人はなぜ学ぶのか」を主催側から教えるのではなく、参加者が集まって話し合ったわけです。

これには明確な1つの答えはありませんし、全員でそれをすり合わせる必要はないでしょう。

このテーマで「考える」ことが重要なのです。

特に男性は「結論」のない話にはモヤモヤしてしまいそうですが、女性は「話しながら考える」のだそうですよ。



4. 話を要約してから質問する

上司: A君、どう思う?
部下: えぇっと…
上司: なんだ、考えてなかったのか?
部下: いえ、そういうわけじゃ…

こんな場面を見かけることがあります。

しかしこれ、上司の質問の仕方が悪いという可能性があるのです。

上司: 「教える側をノセる」というのは、教えてもらうため・学びのための重要なスキルだ』という意見が出た。これについてA君はどう思う?

こんなふうに、質問のポイントを要約してから聞けば、分かりやすく、答えやすいのですね。



5. 発言を評価する

サンデル教授は、学生の発言後に

「名前は?」

と聞くことがあります。

その後、「◯◯君はこう言っている。…」とその発言を要約します。

名前を呼んでもらえる、ただそれだけのことでも学生は「認められた」と感じるはずです。

もっと発言しよう、そのためにはもっと考えよう。そう思うでしょう。


そういえば、池上彰さんはよく

「いい質問ですね」

と言いますね。


発言内容についての評価もそうですが、発言したこと自体を認めてあげる(ほめる)だけでも、対話は活性化するでしょう。



まとめ

マイケル・サンデル教授の講義のすごさ・おもしろさは、このDVDを見ればよく分かりますね。

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正直、このDVDを見ながらサンデル教授の話し方・講義のすすめ方について自分で研究するほうが、よほど身になるとは思います。

しかし、ここで紹介した本『ハーバード大学史上最多の履修者を誇る人気教授マイケル・サンデルの話し方とは? 』の著者は、NPO法人日本プレゼンテーション教会認定マスタープレゼンターで、スピーチ、プレゼンテーション、交渉などの「コミュニケーション術」を主なテーマに、年間200回以上の研修・講演を行っている方。

プロの視点で分析され、わかりやすくまとめられており、一読の価値ありと思います。

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ここでは取り上げなかったような細かな内容、たとえば
  • 反対意見を出させる
  • 挙手させる方法
  • 指名するメリット
  • 見当外れな答えへの対策
  • ゼイガルニク効果
  • 動きながら話す
なども豊富で、とても勉強になりました。

運良くさっそく実践する機会があるので、楽しみです。

みなさんもぜひチェックしてみて下さい。





次はどのレビューを読みますか?

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今日のひとこと

「熟女ブーム」と言われますが、私もここ数年、熟女もアリになってきたかも?

…っと思ったら、単に自分が熟女の年齢に近づいてきただけかな(笑)。







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