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日本マクドナルド社長の「世界で勝つ」ための鉄則 〜本『大きく、しぶとく、考え抜く。』  はてなブックマーク - 日本マクドナルド社長の「世界で勝つ」ための鉄則 〜本『大きく、しぶとく、考え抜く。』

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すかいらーくは2013年1月1日付で、米マクドナルドの元社長兼最高執行責任者(COO)を務めたラルフ・アルバレス氏(57)を代表権のある会長に招く人事を決めた。

あたりまえですがトップの影響はとても大きい。世界最大級の外食チェーンでの経験を生かして、すかいらーくをどう変えるのか、興味深いニュースですね。


本『大きく、しぶとく、考え抜く。―原田泳幸の実践経営論 』は、マクドナルドはマクドナルドでも、日本マクドナルドのトップ、原田社長の本。


今日は本書から、日本マクドナルド社長の「世界で勝つ」ための鉄則を紹介します。

業界は違っても、経営者でなくても、ビジネスのヒント満載です。




1. 非常識を常識に

改革は大きく2つに分けることができます。ひとつは業界で誰も行ったことがない新しい施策を実行すること。例えば、地域別価格、100円マック、24時間営業などです。「非常識なことを常識にしてやろう」、そういったチャレンジでした。
P.7
会社も個人も、無難に、失敗しない道ばかり進んでしまいがちではないでしょうか。

大きなチャレンジにはリスクもありますが、結果を変えたければ、違うことをする必要があるのは当然。


「非常識なことを常識にしてやろう」ってなんか、ワクワクしますね。



2. 未経験の価値を提供する

ビジネスとは、マーケットシェア・ゲームだけではなくて、マーケットをつくることではないでしょうか。
では、どうやってつくるのか。広告宣伝を使って商品の需要を喚起するのではなく、お客さまにとって、今まで経験したことのない価値を提供するという視点がなければいけません。
(中略)
例えば、日本の有名な話であればソニーのウォークマン、アップルであればiTunesでしょうか。そうやって新しいものをつくった時に、新しいライフスタイルやマーケットも同時に生み出されます。

P.44
これは言うのはカンタンですが、実行するのはなかなか難しいですね。

しかし企画の際に、「未経験の価値を提供しているだろうか?」と考えてみると良さそうです。



3. 「ワーォ!」と驚かせる

マーケティングでこだわることは、「ベストを尽くす」「一流を目指す」「妥協しない」の3原則です。ですから、新メニューのレビュー会議では、「グッドだ けど、グレートじゃないね」と返事するケースが多いですね。とにかく新メニューを食べたお客さまに「ワーォ!」と言ってもらわないと。

P.91

最近の若い人はまじめで優秀ですが、パワーが感じられません。マーケティングに理論はありますが、その通りには動かない。とにかくお客さまにびっくりしてもらおうという情熱を持たないと商品は売れません。

P.93
お客さまが求めているものを提供する、では「ワォ!」となりません。

期待を超えて初めて「ワォ!」
ですね。


「ワォ!」といえばすぐこの本を思い出します。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

ネット靴店のザッポスは「ワォ!」と驚かせることをとても大切にしているそうです。

ザッポス流!幸せを見つける5つの方法 ~本『ザッポス伝説』より - ライフハックブログKo's Style
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか ...

お客さんはもちろん、従業員も「お客さまを驚かせよう!」と楽しく仕事ができますね。



4. リスクは避けるな、乗り越えろ

後ろ向きの組織を前向きに変えるには、反対を押し切る勇気も必要。

P.173
リスクを避けてばかりいると、無難にまとまってしまって、結果つまらないものになってしまいそうです。

先に話題にあがったソニーのウォークマンについても、社内の反対を押し切って発売したと言われていますね。

新しいこと・改革をするときに、反対意見やリスクはつきもの。

それを超えることでしか、大きな成功は得られないでしょう。


あの秋元康さんもこうおっしゃっています。

「帯に短したすきに長し」になるんですよね。みんなの気持ちを満たそうと思えば思うほど、どうでもいいものが できちゃうわけです。結局、みんなにとって 「どこか物足りないなー」というものができてしまうし、みんなが「たぶんこういうものができるんだろうな」と思った通りのものができあがってしまう。




まとめ

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マクドナルドといえば、わかりやすく色々なことにチャレンジしていて興味深いですね。

どんなことを、どんな意図でやっていたのかなど、本書でわかる部分もあり、面白いと思います。


また原田社長といえば、マック(Apple)からマック(マクドナルド)へ転職?した方。

第7章では「スティーブ・ジョブズの教え」としてまるごとジョブズの話題となっており、おもしろいですよ。

巻末の対談、原田泳幸×柳井正(ユニクロ)も気になる方が多いのでは?





次はどのレビューを読みますか?

439611283145698068134776207370秋元康の仕事学 ( )


関連リンク



今日のひとこと

そろそろ2012年に読んだ本の中で特に良かったものをまとめていこうかと。

下半期に読んだ本のほうが良かったかも。いや、わからないけど。


ちなみにこれが2012上半期のまとめ。

2012年上半期(1〜6月)に読んだ130冊の中で最も印象的な本ベスト10+α - ライフハックブログKo's Style






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