「自分の中の裁判官」を無視してはいけない  はてなブックマーク - 「自分の中の裁判官」を無視してはいけない





昨日10/14に東京ライフハック研究会「プレゼン大会」に参加、プレゼンター16人の中の一人として、プレゼンをしてきました。


私はマインドマップ・アドバイザーとして「講師」をしています。これはプロとして完璧な準備をし、自信を持って臨んでいます。

しかし、同じ「人前で話す」ことだといっても、「セミナー」と「プレゼン」はまた別物。

短い時間で思いを伝え、人の心を動かすというのはなかなか難しいものですね。


今回の会は、参加者の皆さんからフィードバックを書いてもらえるという、とても良い機会でした。

フィードバックをもらえるというのは、自分の気づかない視点が得られるのでとても助かります。


そこでふと考えたことなのですが…




ほめられるとうれしい!しかし…

正直今回のプレゼン、自分としては反省点がいくつもありました。

しかしみなさんからいただいたフィードバックを読んでみると、思いのほかたくさんのお褒めの言葉が。

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人間、ほめられるのはうれしいものです。

油断すると、

「な〜んだ、あれで良かったんだ」
「意外とうまくいったのかも」

なんて思ってしまいそう。


しかし実際のところ、事前に主催者側から
  1.  良い点
  2.  アドバイス
の2つをフィードバック用紙に書くように指示があったので、みなさんは良い点を意識的に探してくれているわけです。


もちろんほめてくれたのが全くのウソというわけではないでしょう。素直に喜んで良いと思うし、実際、嬉しいです。

ただ、自分としては「もっとこうしてれば…」というのがあるわけで、そのギャップに不思議な感覚を覚え、ふとこの本を思い出しました。



自分の中の裁判官に従うのが賢者

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本『いまこそアダム・スミスの話をしよう~目指すべき幸福と道徳と経済学~ 』に、「人は自分の中に裁判官を持つ」と書かれています。

人は自分の中に「偏りがない、善悪の判断基準」を持つ、「善悪のジャッジ(裁判官)」を持つのです。自分の中に、自分の人格とは別の「裁判官」「評価者」 を作って、その「裁判官」の顔色をうかがいながら、自分の行いが賛同されるべきものなのか、批難されるべきものなのかを判断して行動するというわけです。
スミスはこの「裁判官」を「公正な観察者」とも呼びました。
(中略)
自分が社会と関わっていく中で、「この社会での一般的な判断基準」を見つけて、それを「法律」として「自分の中の裁判官」が吸収していくわけです。それが「道徳規律」になる

P.39
自分の単なる感情でもなく、偶然の結果や偏っているかもしれない世間の評価でもなく、公正な判断をしようとする「自分の中の裁判官」。

そして、それに従わないといけないと思う「義務感」が重要であり、それを重視するのが賢者である、とも。

賢人は、自分の中の「裁判官」の判断を重視します。そうすると、自分がちゃんとしたプロセスを踏んでいるのであれば、仮に結果が良くなくても気にせず、「たまたま結果は悪かったけど、お前はよくやった」と自分を評価します。
一方、軽薄な人は世間の評判が気になって仕方がありません。そのため、プロセスがどうであれ、世間に認められる結果が出ているかどうかに注目します。

P.69
話がややこしいですが、今回のプレゼンの件で言えばこんなかんじです。

判断者
判断基準判断
自分感情「大失敗はしなかった!
ほめられてうれしい!」
自分の中の裁判官プロセスと
結果
(公平)
「結果として大失敗はしなかった(かも)。
しかしもっと準備できただろ。
そしたらもっと良いものできただろ。
反省しろ」
世間
(参加者の皆さん)
結果
(偏り)
たくさんほめてくださった
(もちろんアドバイスもあり)


「自分の中の裁判官」は、プロセスを知っています。ですからプロセスと結果を見て、公平で世間に認められるように判断しようとします。

一方で、世間(参加者の皆さん)は、プロセスを知りませんから、結果から判断します。さらにその判断というのも、今回は良いことを書くという前提があり、また人間関係もあり(無記名でもお世辞はあるでしょうw)、偏りがないとは言えません。


みなさんからのお褒めを素直に喜びつつ、大失敗は(たぶん)しなかったことをホッとしつつ、しかし公正な「自分の中の裁判官」を無視してはいけない

結果(そこそこはできたかもしれない・ほめてもらえた)に流されてはいけない

そんなことを思いました。


もっとカンタンに言えば、

みなさんから『良い点』のコメントをもらえてすごくうれしかった!けど、それに甘えるな!調子に乗るな!自分!

ということです。


ほめられたり、偶然結果が出ちゃったりして、調子に乗ってしまいそうなこと、ありませんか?

あるいは、自分でそれに気づいていないことも…。


※ そうは言っても、帰りの新幹線でみなさんからの温かいコメント(良い点・アドバイス)を読み、また口頭でブログやプレゼンについてほめていただけたのを思い出して、うれしくて涙が出そうでした!

※ いただいたアドヴァイスについてなど、また別記事で。


「自分の中の裁判官」の話は実際にはもっと深く、ここで詳細を説明できないので、興味のある方はぜひ本を読んでみてください。

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次はどのレビューを読みますか?


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今日のひとこと

日曜日に東京でいろいろおもしろいことがありすぎて、いまだに頭の中がグルグルしてます。







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