社会弱者にならないために!賢人に学ぶ「話し方」6つのポイント

ややショッキングな言葉かもしれませんが、納得される方も多いのではないでしょうか。現代社会における社会的弱者とは、「コミュニケーション弱者」に他ならない。
本『賢人の話し方 』 P.12
企業の人事部は、採用面接の際に「コミュニケーション能力」を一番重視するといいます。
本『コミュニケーションHACKS!』の著者である中村祐介氏は先日の名古屋ライフハック研究会で、
ということを教えてくれました。良いアイデアを生み出すだけではダメ。それを実現させるだけでもダメ。それを伝えることが大事
今日は、本『賢人の話し方 』からポイントをピックアップします。
1. 「使える人」と思ってもらう(田原総一朗氏)
何かお願いしたければ、先に相手に与えておく必要があるわけです。職場関係や友達関係すらも、日頃のギブ・アンド・テイクが大切だ。同時に、自分は邪魔者であるという自覚も必要になる。
たとえば、突然営業マンが来訪したら、迷惑だろう。しかし、これまでに何度か訪問を受け、その度にちょっとした日用品をもらっていたり、有益な地域情報をもらっていたりしたら話は別だ。「おもしろい人だ」と話しぐらい聞いてもいいと思うに違いない。P.18
「返報性」というやつですね。なにか先にもらっていると、お返しをしなければという気になるのです。

相手にとって都合よく使える人、になるのはやや抵抗があるかもしれませんが、相手にお願いすることがある場合は、「使える人」になっておいたほうが頼みごとをしやすいでしょう。
2. ほめるためには「負けを認める」(中谷彰宏氏)
人間(特に男性)はプライドが高い生き物で、勝ち負けにこだわる習性がある。相手を「褒めること」は「負けを認めること」であると本能的に知っているのだ。そのため、勝ちにこだわってしまうと、素直にほめることができない
P.42
誰かが何かの話をしてくれたときに、素直に
と言えず、「それはすごい」
と話してしまうことはないでしょうか。「おれはもっとすごいこと知ってるよ」
潔く「負け」を認めると、気持ちよく相手をほめることができます。結果、良好な人間関係を築くことができたり、新たな情報を手に入れることもできます。
3. 相手の第一印象は飲みこむ(中谷彰宏氏)
たとえば、美人に「きれいですね」と褒めても、言われ慣れてるからあまり意味がないということです。最初に目に入った点、第一印象は褒めない。第一印象は誰もが褒めるところだと心得よ。
P.55
第一印象は飲み込み、もう1つ褒めポイントを探しましょう。
4. 相手の話を否定せず、肯定+「なぜ?」で返す(吉田豪氏)
インタビュアーである吉田豪氏は、とにかく相手の話を多く聞き出さなければいけません。たとえば職場で、会社の判断や上職者の命令に合点がいかず、それを理由にいちいち背いていたら、「我が強い人」「わがままなヤツ」といったレッテルを貼られてしまいかねない。自分の意見が認められたとしても、仲間はいなくなってしまうだろう。
そうならないために、仮に「それは間違っていますよ」と感じても、反論は胸の奥にしまっておいて、「そうなんですね」とまずは肯定し、その発言の真意や理由を質問するようにしよう。P.94
相手に気持ちよく話してもらうためには、相手の話を否定しない。
その結果、欲しい情報をうまく引き出せているようです。



5. 話し終わりに笑顔(平林都氏)
ニコニコしながら「こんにちわ、コウスケです」ではなくて、「こんにちわ、コウスケです(ニコっ)」のほうが、笑顔の印象を残せるというわけです。「笑顔で商談に臨んでいるのに、なかなか成約につながらない」と嘆く人たちがいます。こういった人たちを観察していて分かるのは、笑顔の印象を残せていないということです。
彼らは、話している間は笑顔のように見えます。しかし話が終わった途端に口を閉じてしまうため、最後は仏頂面の印象を与えてしまっているのです。
(中略)
笑顔に見えるか仏頂面に見えるかは、話し終わったときに「口を開ける」か「口を閉じる」かで、大きく左右されます。P.124
これは誰でもすぐ実践できますね。
6. 「きにしいたけ」で話題をつくる(福澤朗氏)
季節、ニュース、趣味、衣装、食べ物、健康、の頭文字で、「きにしいたけ」です。
これを覚えておけば、会話が途切れたときに安心、とアナウンサーの福澤朗さんが教えてくれています。
こういったことを覚えておくと、いざというときに助かるかもしれませんね。
他にもこんなのがあります。
ただし、こういうのはあくまで初心者向け。
誰でも聞きそうな質問を避けるべきとか、天気の話でコミュンケーションを図るホテルマンは最低であるという話もあります。
相手に本気で興味を持ち、観察すれば、会話のネタなんていくらでもあるものです。
まとめ

本『賢人の話し方 』では、5人の「話し方」のプロが、それぞれの分野でいくつものポイントを教えてくれています。
ここで紹介した以外にも、参考になる情報がたくさん。
とても読みやすいですが、使える本だと思います。ぜひチェックしてください。
次はどのレビューを読みますか?




関連リンク
- 知らないと損する!コミュ力UPしてリア充になるための5つの考え方
- 人生を変えるために「話し方」を変えなさい
- 自分ブランドを高めるために『人間力』を磨く4つの方法
- これは使える!「つまらない人」を脱出する5つの方法
- 誰からも好かれる!大人の男女に必要な「エレガント」を身につける方法
今日のひとこと
美容院ほど長い時間、鏡を見続ける機会はなかなかない。
自分の顔をずっと見てると、なんだか色々考えちゃうこと、ありませんか?
- [2012/10/04 07:00]
- オススメの本 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0) |
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kosstyle.blog16.fc2.com/tb.php/1922-292d9916
- | HOME |