読書の秋!著名人の「働く背骨を作った本」を読もう

読書の秋ですね。
『DIME (ダイム) 2012年 10/2号 』も本の特集。
経営者などの著名人が、「働く背骨を作る本」という特集で本を紹介しています。
とても参考になったので、一部メモがてら紹介しておきます。
元マイクロソフト社長 成毛眞さん
元マイクロソフト社長・成毛眞さんがすすめているうちの一冊が、これ。
『ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉』、『ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉』です。


著者は「ノーベル賞学者」ですが、学者と聞いてイメージする「マジメさ」とはまったく違います。「この本を読むと、いかに著者のファインマンが自由だったかがわかり、そして、快活に生きていいんだということがわかり、元気になります」
とにかくおもしろいですよ。
GMOインターネットグループ熊谷正寿代表
GMOインターネットグループ熊谷正寿代表がすすめるのは、『知的生産の技術』。

ライフハックに興味があるなら本書は必読ですね。「1969年の刊行ですが、内容はいまだに新鮮。コンピューターによる情報管理の重要性を説くなど、その先見の名明には驚くばかり。今まで何度読み返したかわかりません。読み返すたびに赤線が増えていますよ(笑)」
楽天 三木谷浩史社長
楽天の三木谷社長がすすめるのは、『死ぬことと見つけたり〈上〉』、『死ぬことと見つけたり〈下〉』。


この手の本を全然読んできていないので、近々読みます。「武士道と云うは死ぬ事と見つけたり」で知られる『葉隠』。この江戸時代中期に書かれた「武士道のバイブル」を物語化した隆慶一郎の代表作です。約10年前に知人からすすめられ、自分の仕事に対する思いを強くしました。
スタートトゥデイ前澤友作 代表取締役
スタートトゥデイ前澤友作代表取締役がすすめるのは、『お金のいらない国 』。

スタートトゥデイといえば、ファッションのネット通販に革命を起こしたZOZO TOWN運営会社ですが、「1日6時間労働」制度で、今度は働き方に革命を起こそうとしていることが話題となりました。『お金のいらない国』に迷い込んだ青年の姿を通し、お金とは、仕事とは何かということを再認識させられます。「お金がないと生活できない」という常識を覆すストーリーは実に刺激的。短編小説なのですぐ読めますよ。
この本がもしかしたらそのキッカケの1つになっているのかも?
オリンピックメダリスト朝原宣治さん
北京オリンピック銅メダリスト朝原宣治さんがすすめるのは、『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』。

難しい本は苦手、という方は、まず以前紹介した入門書から読むと良いかも。第2次世界対戦における日本軍の組織としての失敗を現代の組織一般の教訓として提示する本。スポーツの世界でも科学的な現状分析や組織成員の価値観を基軸としたチームワークが必要ですが、それはビジネスも同様です。

東京大学大学院教授 姜 尚中さん
本『悩む力』でもおなじみの、東京大学大学院教授 姜 尚中さんが選んだのは、第二次大戦中、ナチス強制収容所の地獄に等しい体験をした精神医学者フランクルの本『それでも人生にイエスと言う 』。

本『夜と霧』が有名ですが、こちらも良さそうです。1946年にウィーンの市民大学で行った講演を収めたフランクル初の著作。妻も両親も収容所でなくしたフランクルが人間の価値を説いています。人間の真価を問われます。フランクルの積極的な生き方が伝わってきます。
まとめ

DIME (ダイム) 2012年 10/2号にはもっと多くの本が紹介されています。
その本に対する思い入れなどがとても興味深いので、ぜひ本誌をチェックしてみてください。
次はどのレビューを読みますか?


関連リンク
- 2012年上半期(1〜6月)に読んだ130冊の中で最も印象的な本ベスト10+α
- 読んだ本の内容を確実に自分のものにする『マイブロ読書法』
- ノマ読書にはiPadアプリ『7notes』が新常識!
- 本を開いたまま固定する3つのガジェットを試してみた
- マインドマップは『記憶できる読書術』 #mindmapjp
今日のひとこと
急すぎですが、10/14の午前に東京でマインドマップ入門講座を開催するかも。
興味ありますか?
- [2012/10/01 23:12]
- オススメの本 |
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コメント
素晴らしい本ですよね。
- [2013/05/04 20:16]
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- ベンジャミンフランクリン大好き人間
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