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チャラい?流行に流されやすい?それを仕事に活かす『ミーハー仕事術』  はてなブックマーク - チャラい?流行に流されやすい?それを仕事に活かす『ミーハー仕事術』

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あなたには、ミーハーなところがあるでしょうか?

私はファッション誌に載っていた服を買ってみたり、インテリアはド定番のモノを揃えてみたり、最近ではkobo Touchが出ると慌てて買ってみたりと、ミーハーなところがありそうです。

正直「ミーハー」という言葉には、あまり良いイメージがありません。

しかしそれを仕事に活かしているのが、今日紹介する本『中村貞裕式 ミーハー仕事術 』の著者、中村貞裕さんです。


今日は本書から、様々なヒット案件を手がけた中村貞裕さんの仕事術について考えてみましょう。




1) 才能100 x 1個 = 才能1 x 100個

オリンピックに出るような方は、突出した才能(100)をひとつ持っている「スペシャリスト」と言えます。

一方ミーハーの場合、多くのことに興味を持って手を出します。

1の才能を100個持つ、「ジェネラリスト」なのです。

「100 × 1」と「1 × 100」。いずれも「100」。
ひとつのことを極めるレベルには、天と地ほどの差があるが、1という才能でもそれを100個持てれば、ミーハーはスペシャリストと同じ(100)になれる。

P.19

ただし、「軸」を持ち、それをアピールすることが大切です。

仕事を依頼する側に立ってみればわかるだろう。「何でもできます!」と主張してはいるけど軸がまったく見えない人と、「こんなことが得意です」と強みをきちんとアピールしている人を比べたら、後者とのほうが圧倒的に仕事をしやすい。

P.174

似たことが本『ユーマネー-Free<タダ>でお金と自分を成長させる方法』にも書かれています。

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職人型の、一つを極めるという美学はすばらしいと思いますが、フットワークが軽く、広範囲な知識、スキル、人脈をカバーするハイブリッド型のビジネスパーソンになるほうが、ビジネスを成功させる上では、はるかに有利だと私は思います。
成長と成功を加速させる!『自分通貨』を手に入れる4つの方法
「フットワークが軽い」がポイントですね。


1つの分野だけのスペシャリストの場合、よほどの才能がなければ他と差を付けられないでしょう。

また、もしその分野で活躍できなくなった場合、何もない人間になってしまうかもしれません。



2) あらゆるジャンルの雑誌を立ち読み

流行りと称して、その雑誌だけが猛プッシュしている情報だってあるだろう。
そうした情報に翻弄されると、本当のトレンドが見えなくなる。
一方、たとえば50冊の雑誌を読んだとしたら、何が流行っていて、旬の人は誰なのか、大体のことは見えてくる。
要するに、複数の雑誌で取り上げられる「最大公約数」の情報をつかめれば、今のトレンドをミスなくつかめるというわけだ。

P.75
自分の興味のある雑誌だけを読んでしまいがちですが、それでは世界が狭いというわけです。


以前こんな話を紹介したことがあります。
  • 雑誌5冊を乱読する「LRT」
リテラル・リーディング・トレーニング=雑誌乱読トレーニング、とのこと。
同時期の、違うターゲット層・違う分野の雑誌を一気買いし、表紙、記事、広告、読者アンケート、次号予告に注目して乱読、メモする。
特に「企画」を考える人にとっては、このようにして「トレンド」をおさえておくことが重要なんですね。

そのような仕事をしていない場合でもこういったことを意識すれば、飲み会やデートをするときに良い店を選ぶことができて人を喜ばせることができたり、人にセンスの良いプレゼントを選べたり、また話題豊富で人とうまく付き合うことができそうです。



3) ネットと並行してリアルの情報も大切にする

自分の都合に合わせていくらでもカスタマイズできるSNSのような情報空間においては、どんなに情報を集めてもそれが一般的な最大公約数にはならないということだ。

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私のツイッターやFacebookを見ていると、iPhoneを持っているのはほぼ当たり前、という感じ。

ついそれが世界の常識のように思えてきます。

しかし実際にはAndroidユーザーの方が多いわけです。

日本にはまだまだガラケーユーザーもたくさんいます。


他にも、たとえば「食べログ」で評価が高いお店でも、自分の口には合わない可能性があります。


「ネット」だけの情報をすべてと思うのは危険です。

「リアル」なところからも情報を得るようにしましょう。



4) 誘いを断らない

イベントでもパーティーでも食事でも、何かしらの”お誘い”は、相手がチャンスを与えてくれているということ。
よっぽどのお人好しでない限り、興味のない人をわざわざ誘ったりなんかしないだろうし、誘ってくれた時点で自分に対して少なくともプラスの感情を抱いてくれているはずだ。
それを断ってしまうのは、あまりにももったいない。

P.122
誘ってくれた相手にとって、人数あわせのような裏の目的がある場合もありますが、それでも本当に嫌な人は誘わないし、そもそも興味のない人なら誘おうと思い浮かばないかもしれません。

誘ってもらえるというのはありがたいことです。


そういえば、友達5,000人芸人のカラテカ入江さんも、やはり同じことを言われています。

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出会った縁を大切にしたければNOと言わない」というのが自分に化したルールです。
そして、「行った先に何かある」がぼくのモットーです。どんなにしんどくても誘われたら出かけていくようにしているのは、行かなければ、せっかくの出会いのチャンスを逃してしまうかもしれないから。縁を大事にしていると、その縁がまた新しい縁を運んできてくれて、世界はどんどん広がっていくのです。

チャンスを運んでくれるのは「人」なんですよね。



5) 幅広い人脈をスタンバイ状態でキープ

一度築いた人脈をなかったことにしないためにも、1年に数回は自分から連絡をする細やかさも必要だ。
この先、自分がどんな仕事を手がけることになり、そのときどんな人材を必要とするかわからないのだから、せっかくつながった人脈を、疎遠になっただけで手放してしまうのは、あまりにもったいない。

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年齢、性別、業界を超えて、幅広い人脈があれば人生を豊かにしてくれるでしょう。

しかし「名刺交換した」というだけでは人脈とは言えないでしょう。

連絡をとったり、ものを頼める関係を維持している必要があります。


ちなみに、先に紹介したカラテカ入江さんは、正月に1,000人に電話するそうです(笑)。

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たしかに正月は、疎遠な人に連絡する良いきっかけではありますね。

「年賀状」ではなく「電話」というのが、入江さんのこだわり。たしかにインパクトありますね。



まとめ

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本書『中村貞裕式 ミーハー仕事術 』、表紙は見ての通りチャラいピンク、そして中には著者の写真がウザイくらい頻繁に出てきて笑えます(笑)。

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こうして本書から中村さんを知ってみると、「ミーハー」=流行に影響を受けやすく、次々と目移りする、というのも悪くないように思えてきます。


もう少し流行りものに敏感に目を向けてみようかな、という気になりました。


しかしやはり、流行を追うよりも、流行を作るような人になってみたいですね。

このブログからそのようなことができればいいな、といつも思っています。



次はどれを読みますか?

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関連リンク




今日のひとこと

最近、「交渉」に興味を持ち、関連本を読んでいます。

読み終えたのはこの二冊。

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読んでいる最中なのはこれ。

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さらに読みたいと思っているのはこれ。

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いずれブログでも紹介します。







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