あなたはできている?!会社で輝いている人の5つの特徴 ~本『入社1年目の教科書』

職場で輝いている人の条件といえば、まず思いつくのは、仕事ができる人。
しかし、そればかりではありませんよね。
先日読んだ、とある本をネタに、会社で輝いている人の5つの特徴について考えてみました。
あなたは当てはまっていますか?
1. 「一緒に仕事をすると楽しい」と思われている
これはすごくおもしろい話だと思いませんか?三井物産さんは、比較的早い段階で出資を決めてくれました。あとから出資を検討された投資家の方々は、必ずと言っていいほど三井物産の担当者の方に話を聞きに来たといいます。
「率直に言って、あの会社はどうなんですか」
最初はこう答えたそうです。
「社長の出口さんという方は、生命保険業界に精通しているうえ、大局観を持たれています。副社長の岩瀬さんは、頭の回転がすごく速い方ですね」
(中略)
投資家の方々にとって目新しい情報ではなかったようです。そこで彼は、ご自分の忌憚のない考えを口にしたといいます。
「なぜだか理由はわかりませんが、あの会社の経営陣とビジネスをしていると、とにかく楽しいんですよ」
この言葉を聞いた多くの投資家の方々の目は輝き、嬉しそうに帰られたそうです。そして、そのとき反応した人は一様に、投資を決めたというのです。P.187
もちろん、仕事ができなければ話になりませんが、「すごく優秀だけどイヤなヤツ」より、「そこそこ優秀で一緒に仕事をして楽しい人」が選ばれるでしょう。
「楽しい」というのは「お笑い系」という意味ではありません。
- ポジティブ
- 笑顔
- 話題豊富
- 話を聞いてくれる
- 自分では思いつかないようなアイデアを出してくれる
2. 仕事に「自分なりの味付け」をしている
入社したての新人であれば、言われたことを確実にこなすことで精一杯かもしれません。
しかし、いつまでもそれで良いはずがありません。
ずっとそのままなら、その仕事はあなたより給料の安い、後輩や新人にまわされ、あなたの仕事はなくなるかもしれません。
仕事に「自分なりの味付け」ができるようになると、自分の存在価値が高まります。
たとえば以前の職場では、週1回の業務報告メール(業務時間などの数字の報告)をする必要がありました。
私は、ネットで見つけた会社に役立ちそうな情報や、社内の業務改善案を勝手に添えて送っていました。
あとで聞くと、「おもしろい情報をたくさん持っている」「なんかちょっと変わったやつだ」などと社内の幹部・上司から思われていたようです(笑)。
上司全員から良く思われていたとは思いませんが、なんとも思われない、存在感の薄い人になるよりはマシだったと思います。
与えられた仕事に対し、その仕事の結果に加えて、今後それをするのに役立つExcelのマクロをつくって同僚にシェアしている人もいました。
アウトプットがものすごく速い、という人も、自分なりの味付けができていると言えそうです。
とにかく、Aをしろという指示を受けて相手の期待通りのAをただ返すのではなく、A'(エーダッシュ)にしてアウトプットできるように意識したいものです。
3. 上司をマネージしている
部下が、上司を作る。(上司は)年齢を重ねていれば、それなりに経験を積んでいるので、必ず良いところがあるものです。
心の底からその経験を尊敬し、頼りにすれば、必ず何らかの得るものがあるものです。そしてその上司も、自分のことを尊敬してくれていると感じ取ったら、あなたのことを認めてくれると思います。
「Mnaging Your Boss(自分の上司を上手にマネージせよ」
ハーバード・ビジネス・スクールの授業で出てきた言葉です。良い上司は良い部下が作る。よほど頭の固い人物でない限り、こちらの接し方次第で相手も変わると思います。P.153
このように考えるのはとても大切かもしれません。
上司が機嫌よく過ごせるように気を使っておけば、結果的に自分も含めた部下が気持ちよく仕事をすることができます。
また、あなたが仕事で結果を出すことは、そのまま上司の手柄でもあります。
早く上司を出世させれば、あなたが上に上がるチャンスでもあるわけです。
4. 惚れ力を高めている
独身の私はいろんな意味でグっと来ました(笑)。以前、ブライダル関係の会社の方に、社内の勉強会で講演をお願いしたのですが、その方の言葉にユニークなフレーズがありました。
「なかなか結婚できない人は、惚れ力を磨け」
結婚相手に求める条件に固執して、あら探しばかりをしてはいけない。相手のどこか良いところを探して、そこに惚れる。それが「惚れ力」だそうです。
(中略)
人間関係をストレスにしない方法、それが「惚れ力」です。職場でも相手の良いところを見るようにしてください。苦手な上司、嫌いな先輩に対しては、なおさら「惚れ力」を駆使すべきなのです。P.192
「他人の悪いところはやたら目に付くが、良いところは探さないと見つからない」なんてことがあるかもしれません。
しかし、ゲーム感覚で他人の良いところを探してみるのも案外楽しいものです。
自分で探したのに、急にその人を見る目が変わるなんてこともあるでしょう。
5. アウトプットにこだわって勉強している
たとえば、学んだ内容を職場で話すというのもアウトプットとしてOKでしょう。(読書について)この部分はそのまま使える。この話はこう読み替えればいいのではないか。ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべきだと僕は思っています。
「自分たちならどう行動すべきか」
「自分たちの事業だったら、どう判断すべきか」
教養として漠然と読むのではなく、常に「So what?」に落としこむように読まなければならないのです。P.119
コミュニケーションについて学んだのなら、さっそく自分は職場でどう使えるのかなど考え、実践ですね。
そもそも考え方として、勉強したらアウトプットする、ではなく、アウトプット前提で読書・勉強することが必要でしょう。読んで理解して、それを自分のビジネスにどのように生かせるかを徹底的に考えてください。
やっかいなのは、ビジネス書を読んだだけで勉強したと勘違いすることです。まったく脳に負荷はかかっていないと思って間違いないでしょう。
(中略)
仮に1日1冊のハイペースで読みきったとしても、もはやテレビを見ることと同義の「遊び」だと思ってください。P.121
アウトプット前提でない読書・勉強は、「娯楽」とかわりありません。
「勉強会」も同様です。
参加中、参加後に何もしなければ(自分が何も変わっていなければ)、遊びに行ったのと同じです。
まとめ

この記事の元ネタは、本『入社1年目の教科書 』。
著者は、東大×MBAで30代でライフネット生命保険の副社長になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された方です。
「入社1年目」とあるように、たしかに初歩的な内容が多いです。
しかし、ここで挙げた内容などは、入社1年目では難しいかも?と感じた内容であり、30代の私でも気をつけねばという内容です。
なぜ35歳の私がこの本を手にとったのか。
そのキッカケは、ビジネス書大賞2012の選書の依頼をいただいたためです。
本書が一次選考で上位にノミネートされていたので、読んでみたというわけです。
そんなわけで、入社1~3年目くらいの若手なら必読、そうでなければ部下や後輩に勧めてみたり、図書館で借りてコッソリ読んでみると良いでしょう(笑)。
次はどれを読みますか?




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今日のひとこと
最近、Facebookにたくさん「いいね!」が付く人は、Facebook上の友達の多さや文章力だけでなく、「人望」があるからではないか、と感じ、妙に「いいね!」の数が気になってしまいます(笑)。
- [2012/05/28 12:30]
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