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坂本龍馬、西郷隆盛、小泉純一郎も学んだ!200年前のリーダーのためのバイブル『言志四録』が教えてくれること  はてなブックマーク - 坂本龍馬、西郷隆盛、小泉純一郎も学んだ!200年前のリーダーのためのバイブル『言志四録』が教えてくれること

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幕末の儒学者である斉藤一斎の著作『言志四録 』は、現代においても「最強の人生指南書」である。

言志四録 』は、2001年5月に総理大臣の小泉純一郎が衆議院での教育関連法案の審議中に触れ、知名度が上がった本。

なんとあの西郷隆盛が座右の書とし、あの勝海舟、坂本龍馬、 伊藤博文といった幕末維新の志士たちは皆、これに多くを学んだと言われています。

これまでも『言志四録 』についての本はたくさん出ているのですが、本『最強の人生指南書』は、学びについても多く書かれたこの『言志四録 』について、教育学者である齋藤孝さんの独自の解釈が加えられた、お得感のある一冊。

今日は本書から、200年前のリーダーのためのバイブル『言志四録』が教えてくれることを紹介します。





1. 人の言葉は拒まず、鵜呑みにせず

人の言は須らく容れて之を択ぶべし。拒む可からず。又惑う可からず。

他人のいうことは、一応、聴き入れてからよしあしを選択すべきである。始めから、断ってはいけない。また、その言に惑ってはいけない。

これは、取捨選択の順番を間違えないように、という教えです。
自分に自信を持ってくると、えてして他人の意見を聞かなくなる人が多いものです。自信のない人は、他人の言うことを聞いていればいいやと思ってしまいがちです。
しかし、どんな意見も、まずは聞き入れて、それからその良し悪しを判断すべきです。相手が全部を言わないうちから最初に拒んではいけないし、聞き入れたことをすべて鵜呑みにしてもいけない。

P.78
個人的には、自分の心に余裕のない人も、他人の意見を聞かなくなる傾向があると感じます。

もっと言えば、相手を批判したがるということです。

正直、私もそういう傾向がありましたが、「学ぶ」とは、自分とは違う他人の考えを一旦受け入れることだと気づくと、ずいぶん変わるのではと思います。


また逆に、この情報の溢れる時代に情報にだまされないための考え方も必要でしょう。



2. 他人を受け入れる器量

よく人を容れる雅量があって、はじめて人の欠点を責める資格がある。雅量のある人から責められれば、人もその責を受け入れる。反対に、人を容れる雅量のない人は、人の短所を責める資格がないし、こういう人に責められても、人は受けつけない。

P.80
「おまえにそんなこと言われたくないよ」というやつですね(笑)。

他人に感じる問題の原因は、実は自分にあるかもしれない。

相手を責める前に、まずは自分を疑うことも必要でしょう。


本『鏡の法則』を思い出しました。

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まずは自分を磨かねば。



3. 志があれば何からでも学べる

志を立て、これを求めれば、たとえ、薪を運び、水を運んでも、そこに学問の道はあって、真理を自得することができるものだ。まして、書物を読み、物事の道理を窮めようと専念するからには、目的を達せないはずはない。しかし、志が立っていなければ、一日中本を読んでいても、それはむだ事に過ぎない。だから、 学問をして、聖賢になろうとするには、志を立てるより大切なことはない。

P.146
志を立てることの大切さがよく分かる言葉です。

しかし、マインドマップ・アドバイザーとして「学び」や「考えること」について考えることの多い私は、「何からでも学べる」という点に特に共感しました。

先日以下の記事の最後のまとめにも書いたばかりです。

『ONE PIECE』のルフィはなぜリーダーとして信頼されるのか ~本『ルフィと白ひげ 信頼される条件』 


どんなことからも学ぶことができる、と気づいた瞬間から、つまらない仕事も、退屈な人の話も、苦しい状況も、前向きに捉えられるでしょう。

言志四録にはこうも書かれているそうです。

心を以て字無きの書を読むべし。

P.154
字のない本、つまり、実生活での経験から学べということですね。

「字のある本」に、「字のない本から学べ」と書かれているのは面白いですね。

本のソムリエが「100冊の本より1回の飲み会」と言われていたのを、2つの意味で思い出しました。



4. アウトプットを考えながらインプットせよ

すべて教は外より入ってくるものであり、工夫は自分の内から考えだすものである。それで自分のうちから考え出したものは、必ずこれを外で験めして正しい事を実証すべきである。また、外からの知識は、自分でその成否を検討すべきものである。

P.172
インプットしたらアウトプットせよ、とはよく言われます。

しかしこの言葉は、ただそれだけのことではないと感じます。

つまり、Aという教えをインプットしてそのままAを試す、というのではなく、工夫してA'(エーダッシュ)にしてアウトプットする、ということを教えられていると思うのです。

これも結局、情報を鵜呑みにせず、自分なりに考え、そして行動してそれを判断せよということでしょう。



5. 「思う」から「工夫」へ

思 うということは、道の実行について工夫を重ねることである。思えばそのことについてますますくわしく明らかになり、 いよいよまじめに取り組むようになる。その真面目に取り組む方面から見て「行」といい、その精通する方面から見て「知」という。したがって、「知」も 「行」も結局は「思」の一字に帰着する。

P.46
「悩む」と「考える」は違います

思いを巡らしているつもりが、結局なんのアウトプットも出せない、ということがありがちではないでしょうか。


『言志四録』で斉藤一斎は、思うとは行動のために工夫を重ねることだと語っています。

つまり「思う」とは行動のためにすることで、「考えて、それを実行に移す」ことがなければ、「思った」「考えた」と気軽には言えないのかもしれません。


齋藤孝さんは、「考える」がうまくできない学生のために「紙に書く」ことを勧めるそうです。

私は考える時にはたいていマインドマップをかきますが、今このようにブログを書くことでも考えることをしています。

そして今まさに、具体的行動に移すプランを思いつきました。あとはさらに工夫を重ねます。



6. できる人は大局観を持っている

事件を解決しようとするには、まずそれが大体どうなっているかを調べ、その後、だんだんと細かなところに突き進んでいくのが、一番宜しい。
(中略)

たとえばプレゼンテーションをするとき、いきなり細かいところを説明してしまうと、結局何を言いたいのかが伝わりにくくなります。よいプレゼンテーションというのは、まず肝心なところを素早く説明して、大体の骨子を理解してもらったところで、細かいところに言及していきます。
上司とのコミュニケーションがうまい人も、実はこれをやっているのです。

P.60
先日、お金持ちは目先の小銭ではなく未来の大金を稼ぐことを考えると紹介しましたが、いつも広い視野で物事を捉えることはとても大切ですね。

リーダーには必須の考え方でしょう。

志村けんさんのように周りに気を配ることに気をつけなければ、周りの見えないひとりよがりのリーダーになってしまうし、長いスパンで物事を考えなければ、成功してもその一時だけで終わってしまうでしょう。



まとめ

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最近、古典的名著を意識して読んでいます。

しかしそういう本は読みにくい本が多かったりします。

『言志四録』を読みやすく解説してくれる本『最強の人生指南書』はとてもありがたいですね。

読みやすいだけでなく、『言志四録』の元の言葉も書かれているのもポイントです。

2010年の本ですが、最近になってなぜか書店でランキング上位に入っているのを見て手に取りました。


これは、ボロボロになるまで何度も読み返す一冊になりそうです。

いや、元の『言志四録 』をそうするべきか。

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ちなみに、冒頭に小泉純一郎さんの話を書きましたが、具体的にはこの言葉を引用したそうです。

少にして学べば、則ち壮にして為すことあり。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず。
老いて学べば、則ち死して朽ちず。

学び続けることの大切さがよくわかりますね。

序 章 現代こそ『言志四録』が役に立つ
第一章 「忙しい」の九割は無駄な仕事のせい――仕事術
第二章 才能よりも包容力を持て――人間関係・リーダー論
第三章 志があれば、何からでも学べる――学習法
第四章 「やむを得ざる」の生き方――人生論




次はどれを読みますか?

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)44780160894534048394



関連リンク











今日のひとこと

さいきん再読した古典的名著の他のものは、以下。ベタですが。

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『「超」入門 失敗の本質』もわかりやすくて良書です。

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