「いいね!」「リツイート」が増える!ソーシャルメディアのための6つの文章術

もちろん「話す技術」が不要なわけではありませんが、「書く技術」の重要性が増したのは明らかです。これからは「書く技術」の時代です。「文章」でコミュニケーションをする時代なのですから。
本『SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術 』 P.3
ビジネスの現場でも、会って話すことなく、メールで意思決定することが当たり前のように行われています。
また、ブログやツイッター、Facebookで共感を得られる人は人生にも仕事にもプラスになるでしょう。
どんなに良いアイデアや情報、志を持っていても、「書く技術」がなければそれを活かしきれないことがあるのです。
今日はソーシャルメディアの文章術について考えてみましょう。
1. 「文章の質」より「伝わるか」が重要
ときどき「文章力がないからブログは書けない」という方がいます。
しかし、このブログを読んでいただいても分かると思いますが(笑)、ブログに文章力は必要ありません。
オシャレな言葉遣いやメタファー(隠喩)、賢そうな言葉を使うよりも大切なことは、読者に「伝わる」ことです。
「伝える」ことと、「伝わる」ことは別の話です。
残念ながら、簡単なことを賢そうにわざわざ難しく書く人がいます。
オシャレっぽくメタファーを使うせいでかえって内容がわかりにくくなっている人がいます。
自己満足に終わらないよう気をつけなければいけませんね。
2. 最強のソーシャルメディア文章=共通話題+オリジナリティ
ソーシャルメディアでリアクションの得られる文章にするためのキーワードは「共感」です。
どんなに良い内容でも、相手が興味を持つ話題でなければ意味がありません。
まずは前菜として、共通話題で読者を引きつけましょう。
しかしそれはあくまで前菜。
そこへオリジナリティというメインディッシュが必要です。
自分の考えや、また専門性を活かした情報を書きましょう。
メイクのプロの方なら、ただメイクの技術を説明するのではなく、読者がよく知っている芸能人を例に出してから、メイクの説明をしてみてはどうでしょう。
時事ネタに触れてから、それに関連する自分の得意分野の話を書くのも良いでしょう。
前菜として共通話題を持ってくるだけで、スーっと読者は引きこまれていくのです。
たとえば以下の記事。
これは真似したい!【まとめ】iPhoneアプリのスゴイ!整理術15選
というのは、多くのiPhoneユーザーの共通話題です。もっとうまくアプリを整理できないかな?
そのおかげで先を読んでもらえたり、はてブ・リツイートをもらえたわけですね。
メインディッシュも1つ1つは私自身のネタではありませんが(苦笑)、私自身が時間をかけて集め、試し、まとめた情報です。
またこちらの記事の場合。
オシャレな収納箱、バンカーズボックスを有効利用する4つのコツ+α
これは、「確かにオシャレなボックスだ!」と共感してくれた方が多かったのでしょう。
そこへ、さらに私独自の使い方を紹介しています。
共通話題+オリジナリティ、で書けば、このように「共感」が得られ、さらに記事や筆者に価値も感じてもらえるのです。
3. タイトルが重要
ブログ記事タイトルの重要性についてはこのブログでも何度も紹介してきました。これを私は「ソーシャルメディアの1秒ルール」と呼んでいます。
つまり、あなたの記事を1秒で「読みたい」と思わせる工夫がなければ、あなたの投稿はほとんどよまれないということになってしまうのです。P.160
ツイッターやFacebook、はてブなどでまず目にするのはブログ記事のタイトルです。
入り口や看板が汚い、または存在感がないお店へは、お客は入りません。
同様に、タイトルに魅力のないブログ記事は、本文を読んでもらえないのです。
私はブログ更新時、タイトルを10パターンくらい書き出し、その中から1つ選んでいます。
更新してからでも反応が悪ければまずタイトルを疑い、変えることもあります。
そのくらい、タイトルに気を使っているのです。
4. 1000人を前に話せる内容だけを投稿する
私はブログだけでなく、ツイッターやFacebookでもなるべく、ソーシャルメディアに書く場合は、「1000人がいる講堂で話している」という心構えを持つことです。
(中略)
「これ、書いて大丈夫かな?」と思ったら、「1000人を前にして、その内容を話せるだろうか」と自問自答してみましょう。P.30
- 入力 → 投稿
- 入力 → 確認 → 投稿
入力してみたけど、投稿せずに削除、なんてことは頻繁にあります。
たとえば、以下の様な場合です。
- ややネガティブな内容
- 「嫌い」に関する内容
- 悪い印象を与えそうな内容
- 読んだ人が不快に感じるかもしれない内容
また個人的には、お酒が入っているときはソーシャルメディアにあまり書かないほうが良いと思っています。
酔っている時だとこれらを考えられない危険があるからです。
5. 嫌われる文章を知る
ソーシャルメディアで嫌われる文章を知りましょう。
たとえば、ネガティブな内容はあなたの好感度を下げます。
あえてネガティブなことを書いて目立とうとする人もいますが、一般的には避けたほうが良いでしょう。
ネガティブな内容を書かなくても、ネガティブなニュースを取り上げるだけでも印象が悪くなることがあるので注意が必要です。
また、長い文章も読者に避けられます。
この記事も長いのですが、そういう場合は長くても読みやすくする工夫をしましょう。
項目に分けたり、改行を多用してスペースを作り出しているのもその一例です。
ほかに、あなたが嫌う文章にはどんなものがありますか?
6. 交流は自分から
「いいね!」をもらえない。リツイートされない。「いいね!」とコメントをたくさんもらう方法。それは、あなたから先に「いいね!」をクリックし、あなたから先にコメントをすることです。
P.123
そう思っている方。自分から「いいね!」やリツイートをしていますか?
個人的に、ツイッターやFacebookでは交流が少なく、独り言や単なる情報発信が多いと気づきました。挨拶をされると、挨拶を返したくなる。コメントを入れてくれた人に、コメントをお返ししたくなる。その理由は、「返報性の法則」という心理法則によって説明できます。
人は他人から親切にしてもらうと、親切をお返ししたいという思いを抱きます。これを「返報性の法則」といいます。人に親切にして欲しければ、まず自分から人に親切にすること。P.126
お返しがほしいから、というだけではないですが、もっと人と交流したほうが楽しいですよね!
ツイッターやFacebookで人見知りする必要はありません(笑)。
まとめ

本『SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術 』をヒントに、私が気をつけていることや、あらためて気づいたことなどまとめてみました。
本書には、ここには書かなかった、より具体的な考え方や技術が書かれています。
↓ こんなにマインドマップに書いちゃいました

たとえば、漢字と平仮名のバランス、リズムを作る方法、太字を使わず強調する方法、入力スピードをUPする方法などは、それを考えたことのない人にとってはとても参考になる内容だと思います。
これ一冊読めば、あなたのブログやツイッター、Facebookなどが変わるでしょう。
すぐに実践したくなる一冊です。
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今日の名言
「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。」 本『仕事は楽しいかね?』 http://t.co/Gs4zCW01 #meigen
- [2012/04/12 22:01]
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