成功するために身につけたい人格のキーワード「SUCCESS」 ~本『潜在意識が答えを知っている!』

本『潜在意識が答えを知っている!ポケット版 』は、半世紀読み継がれている世界的名著のポケット版。
世界中で3000万人の人生を変えたサイコ=サイバネティクス理論について書かれています。
っと言っても難しい内容ではありません。
いかに自分の無意識=潜在意識をうまく使って成功するか、について書かれています。
今日はそのなかから、成功するために身につけたい人格のキーワード「SUCCESS」を紹介します。
SUCCESSとは
以下の頭文字をとったものです。
Sence of direction(方向性の意識)
Understanding(理解)
Courage(勇気)
Charity(思いやり)
Esteem(尊重)
Self-confidence(自信)
Self-acceptance(自己受容)
成功するために必ず身につけたい人格です。
それぞれ、もう少し詳しく説明します。
Sence of direction(方向性の意識)
どこへ行くか決めていなければ、どこへも行けずにフラフラするだけ、ということですね。人間というのは機能的に見ると、自転車に似ている。自転車はどこかへ向けて前進している間だけ、バランスを保つことができる。人間も、環境を克服し、問題を解決し、克服すべき障害や達成すべき目標があれば、バランスを保てるのだ。
(中略)
目標へ邁進せず、前を見つめていなければ、あなたは生きているとは言えない。P.163
以前、こんな言葉を紹介しました。
あなたはどこへ向かっていますか?月に行こうという
目標があったから、
アポロは月に行けた。
飛行機を改良した結果、
月に行けたわけではない。
Understanding(理解)
他人を理解するのは難しいことです。人間関係がうまくいかない原因は、ほとんどが誤解によるものなのだ。
私たちは、ある事実や状況に対して、ほかの人も自分と同じように反応し、対応し、判断して欲しいと思っている。
しかし、すでに述べたように、人間は自らがイメージしたことに対して反応するのであって、ありのままの物事に反応するのではない。
周囲の反応や立場があなたを苦しめることがあるが、それは多くの場合、悪意を持っているからではなく、あなたと違ったふうに状況を理解し、解釈しているからだ。P.164
だからこそ、意識しなければ、誤解が生じてしまいます。
いつもこのように自問することが大切ですね。「あの人にはこれがどう見えるのだろう?」
「あの人はこの状況をどう解釈しているのだろう?」
「あの人はそれをどう感じているのだろう?」P.165
Courage(勇気)
よくわかります。目標をもって状況を理解するだけでは、まだ十分ではない。行動する勇気をもつ必要がある。行動しない限り、目標や欲求や信念は現実のものとならないからだ
(中略)
多くの場合、成功する人と失敗する人との違いは、実力やアイディアではなく、自分のアイディアに賭け、危険を覚悟のうえで行動する勇気にあるP.167
とてもよくわかるのですが、勇気を持つためにどうしたら良いのでしょうか?
やはり潜在意識を活用するためには、「慣れる」というのが大切のようです。「ささいなこと」にも、大胆に勇気をもって行動する練習をしよう。危機的な状況で偉大な英雄になると気を待つ必要はない。日々の生活にも勇気が必要なのだ。ささいなことにも勇気をもって当たれば、より重大な事態でも勇敢に行動するパワーと才能が育まれるのである。
P.168
勇気を出して行動することに普段から慣れておけば良いということですね。
もぜひチェックしてみてください。
Charity(思いやり)
他人を思いやることは、結果的に自己イメージを高めることにもつながるというのは興味深いですね。成功する人というのは、ほかの人に対して関心と敬意を持っている。
(中略)
自分に対して抱く感情は、他人に対して抱く感情と一致する傾向にある。これは心理学的にも事実となっている。人に対して思いやりを強くすると、自分に対する思いやりも必ず増す。人をそれほど重要でないと思えば、自分のこともあまり尊重しなくなる。P.169
自分に自信のない人、「私なんて」などと言ってしまう人は、とにかくまず他人を非難することをやめてみてはいかがでしょうか。
Esteem(尊重)
日本には謙遜することが美徳という文化がありますが、それがあまりに大きいのは問題です。自分を軽んじるのは美徳ではなく、悪なのだということを、きちんと理解しなければならない。
(中略)
自分は他人より脳力が劣っているというメンタル・イメージをもつのはやめよう。自分の勝利は小さなものでも祝い、自分の長所を認め、それを高めよう。
「尊重(Esteem)」という言葉には、価値を認めるという意味がある。P.172
表面だけなら良いですが、自分を卑下してばかりいるのは恐ろしいことだと意識したいものです。人生に潜むあらゆる落とし穴のなかで、最も有害で最も克服しがたいのは自己蔑視だ。
P.171
これも先の思いやりと同様、他人を尊重することで自尊心を高めることができます。
Self-confidence(自信)
ただ「自信を持て!」と言われても困ります。小さな成功の自信が、より大きな成功への踏み台になる。
ボクサーのマネジャーは、ボクサーが成功の経験を段階的に積み上げていけるように、対戦相手を慎重に選ぶ。私たちもコレと同じテクニックを使って、最初は小さな成功から経験を積んでいけばいい。「成功が成功を生む」のだ。P.174
自信を持つには、小さくても良いから成功体験を積むようにすることが大切なのですね。
以下もご参考に。
絶対的な自信をつくる7つの方法 ~本『絶対の自信をつくる3分間トレーニング』より
Self-acceptance(自己受容)
短所を受け入れるのは苦しいかもしれません。自分を受け入れるとは、現在の自分を、長所だけでなく短所や過ちもすべて、あるがままに受け入れることだ。ネガティブ要素は自分の属性で合って、自分その ものではないとわかれば、自分を受け入れるのはやさしくなる。自分を健全に受け入れたがらない人が多いのは、自分と自分の誤りを同一視しようとするから だ。
P.177
または、それをすることで自信を失うことにつながるかもしれません。
しかしそうではなく、それはあくまで「一部」であると意識する事が大切ですね。
ときどき、部分を全体と解釈してしまう人がいます。
たとえば、1つ失敗したら「あぁ私は何をやってもダメだ。人生終わりだ」という具合に。
誰にでも悪いところがあったりしますが、あくまでそれはその人の一部分だということを理解しましょう。
私たちはまだまだ、自分を受け入れること、自分を信じることができておらず、もったいないことをしているかもしれませんね。多くの人は、本人が考えているよりも素晴らしく賢く、強く、才能がある。より良い自己イメージを創造することは、才能やパワーを新たに創造することではない。それらを解き放って、利用することなのである。
P.176
まとめ

本『潜在意識が答えを知っている!ポケット版 』のほんの一部を紹介しました。
「潜在意識」というとなんだかスピリチュアルなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際に「無意識」をうまく使うのは重要です。
「無意識」も自分自身なのだから、うまくコントロールしたいですね。
他にも多くのことが書かれており、とても勉強になりますよ。
半世紀読み継がれている世界的名著というだけありますね。
目次:
人間は本来、成功するようにできている
人生を決定づける自己イメージ
人間だけがもつ「成功本能」
明確なイメージが実行への原動力となる
イマジネーションで明らかになる「本当のあなた」
ネガティブな思い込みや行動が失敗を生む
どんな問題でも解決してくれる「自動成功メカニズム」
いくつもの逆境を乗り越え幸せになる方法
「成功型」人格を手に入れる最も効果的な手段
「自動失敗メカニズム」の作動を告げる危険信号
健全な自尊心があなたを守る
創造的な自己を発揮することを恐れない
自分自身に備わる力で不安を克服する
プレッシャーに負けない強人間になる
勝利の感覚だけを常に抱きつづける
「サイコ=サイバネティクス」で幸せを手に入れる
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次はどれを読みますか?




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今日の名言
「誤解する人が意外と多いのだが、高い安いが贈り物の価値ではない。有名無名も関係ない。相手が喜んでくれるかどうかだ。だから、日頃から相手をよく観察したり、情報を収集したりすることが必要」 本『目利き力』 http://t.co/X57OW5E8 #meigen
- [2012/03/15 22:09]
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