信用すべきか、疑うべきか

「見知らぬ人(私服警官)が警棒持って追いかけてきたので逃げた」…警視庁、男性を誤認逮捕
どっちが怪しかったのかわかりませんが、なんだかすごい事件ですね。
警官は、「人を疑うこと」が仕事になっているから、こういうことになったのでしょうね。
誤認逮捕された方がとても気の毒な一方、善人が悪人に見えるほど常に人を疑っている警官も、なんだか気の毒に感じました。
信用すること、疑うことについて、ちょっと考えてみました。
疑うことの問題
以前音楽CDショップで働いてた頃、大卒の新入社員が「私服警備員」として入社してきました。
警備員が時々巡回しているし、防犯カメラもあるのですが、それでもとても万引きが多かったのです。
私服警備員の彼は、「人を疑うこと」を仕事しているせいか、入社数カ月後にはなんだか顔が変わりました。
社会人として成長した、というのもあるかもですが、それよりも「人を疑う厳しい表情になった」という印象。
私服で警備中の彼を見ているととても険しい表情で、「おまえが一番怪しいだろ!www」とツッコミたくなるほどでした。
彼は一生懸命仕事をしていて何も悪くないのですが、なんだか可哀想というか、淋しい気がしました。
あなたのまわりに、なんでも疑う人が居ませんか?
私は結構疑い深い性格です。営業マンや販売員が商品を進めてきても、すぐに信用しません(笑)。
面倒な客だと思います。
しかし本『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ! 』を読んでからは、その場で多少損をしてでも、相手を信用し、仲良くしたほうがのちのち助かることもありそうだな、といまさらながら感じました。

こちらがもっと相手を信用しなければ、相手にも信用されないですよね。
また、人以外についても、あまりなんでも疑い深すぎると行動力が鈍り、面白みのない人間になるかもしれません。
信用することの問題
逆に、なんでも信じていると、裏切られたときに深く傷ついたり、凹んだりするでしょう。
私たちが信用してしまいがちなものに、「メディア」があります。
テレビでやってたから間違いない、本に書かれていたから間違いない、と思ってしまう人が多いのです。
ツイッターやネットに書かれたデマをすぐ信じてしまう人もいますね。
以前私は、以下の記事のように情報を疑ってみましたが、時にはそのようなことも必要でしょう。
最近では、Wikipediaや2ちゃんねるに書かれたことを正しいとして話す方がいますが、それも信用できるとは限りません。
また、私たちは「自分の中の常識」を信用しきっていることがあります。これも危険です。
たとえば、我々は鎌倉幕府が成立した年号は1192年と習いました。
いい国(1192)作ろう鎌倉幕府、ですよね。
しかし、現在の教科書などには1185年とあるようですよ。歴史すら変わってしまうのです。
ほかに、北枕は縁起が悪いというのが常識ですが、健康によいという話もあります。
あなたの「当たり前」が他人にとっては「驚くべき事」なんてこともありますから、自分の常識を疑ったほうが、新しい知識やアイデア・経験を得られることがありますね。
そのあたりのことは、この本を読んでみると良いかもしれません。

信用し、疑い、選ぶ
結局わたしたちは、どうしたら良いのでしょうか。
個人的には、
- 信用すること
- 疑うこと
はなから疑ってかかることにも、逆に信用するだけということにも、様々な危険が伴います。
視野を広く持ち、両方の可能性を考えてから、冷静に判断できるようになりたいですね。
- 何でも信用しすぎていないか
- 疑うことに慣れてしまっていないか
あたりまえのことしか書いていませんが、自戒も込めて文章にしてみました。
Tweet Follow @kosstyle
次はどの記事を読みますか?




関連リンク
- 相手を納得させる話し方の7つの秘密 ~『なぜあの人の話に納得してしまうのか』
- 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法
- 軽く扱われないための7つの話し方
- 誰でもできる!相手を動かす6つの会話術
- なぜかみんなに好かれるあの人の6つの秘密 ~本『人たらしの流儀』より
今日の名言
大学の研究結果という情報に踊らされて、トマトジュースを飲みました。
- [2012/02/14 20:52]
- 自己啓発・ビジネス |
- トラックバック(0) |
- コメント(0) |
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kosstyle.blog16.fc2.com/tb.php/1661-95ae99bd
- | HOME |