他人に人生をコントロールされないための5つの考え方 ~本『「見えてる人」になるたった1つの法則』

本『「見えてる人」になるたった1つの法則 』は、元Yahoo!副社長、世界的マーケッターでベストセラー作家のセス・ゴーディンの最新作。さぁ、今すぐ自ら行動を起こそう。そして、他者に支配されない人生を歩もう
P.004
グローバル時代の生き方・働き方の本質を説いています。監訳の佐藤可士和さんの書かれている内容も素晴らしいです。
私たちが人生で、仕事で、突き抜けるためにはどうしたら良いのか。
これからの時代、どんな人が成功するのか。
今日は本書から、自分の人生を自分でコントロールするための5つの考え方を紹介します。
1. ついていくのではなく、自分から仕掛ける
自分から始める。世界は急速に変わっている。
自分から何かを仕掛けなければ、世の中の流れについていくだけで精一杯だ。
物事を始めたり、トライすることなしでは、あなたは行き詰まり、迷い、追いやられてしまう。P.041
自分から仕掛ける。
一見難しそうですが、「見えてる人」は、そのほうが実はラクだし、楽しいということを知っているようです。
仕事に追われるのではなく自分から追いかけるという話を紹介したことがありますが、似ていますね。
自分の仕事、自分の人生の主導権を自分が握っているか。
そう聞かれると、「はい」と即答できる人は少ないかもしれません。
2. 「スタート」することを「習慣」にする
「スタート」することを「習慣」づける、というのはおもしろいですね。大事なことは、どこまで準備して、いつ始めるか、ではなく、まず物事を始める習慣をつけること。
心に刻んでほしい。P.042
とにかく新しいことを始めることに慣れて、抵抗感をなくすということでしょう。
毎日なにか新しいことを始めてみるのを3週間続ける、なんてことをしてみるとおもしろいかもしれませんね。僕は決して、いつもリスクに挑戦しろ、正しいことを行え、と扇動しているわけではない。
あるいは、成功まちがいなしで、その上すごく儲かる事業を、常に考えろといっているわけでもない。
僕はただ、まずは何かをスタートさせろといいたいのだ。それも頻繁に。
そしてスタートしたら、ぜひ続けてほしい。
あなたに、自ら何かを始める人になってほしいのだ。P.160
今日は、前から気になってたけど手をつけてない資格取得のためにテキストを買ってくる。
明日は、つくったことのない料理をつくってみる。
明後日は…という具合に。
それぞれのことが毎日続かなくても良いじゃないですか。
「新しいことを始める」ことの抵抗感はグっと減りそうです。
3. 「はじめる」ことの価値は高いと理解する
私たちが感じる、「新たな挑戦に対する抵抗」は、他の人も同じように感じるもの。多くの人は、新たに挑戦することを嫌う。陰口を叩かれた経験があり、臆病になり、ためらい、誰かが火中の栗を拾うだろうと傍観してしまう。
物事を始める人は少ない。
だからこそ、価値が高い。P.90
であるなら、自分がやればチャンスになりますね。
著者はこんなふうにも言っています。
言い方がやや乱暴ではありますが、たしかにそういうふうに考えることもできそうです。リスクのないものは始める価値もない
P.178
4. 新しい≒正しい
世界が複雑なときは、新しいという事自体が、正しい方法である確率が高いのだ。
P.120これはおもしろい指摘。
はじめから評価を気にしすぎると、「始める」ことができません。
そう考えれば、とにかく新しいことを始めること自体が正しい方法、と考えてもよさそうです。何も始めないことは、失敗することよりもタチが悪い。
P.140
うまくいっていないことがあるとすれば、これまでの方法すべてが正しくない可能性があります。新しければ、これまでに比べて「正しい」可能性が高いでしょう。
このとき大切なのは、あれこれ考えすぎずに、「試す」という姿勢です。
とにかくさまざまなアイデアを試すことこそが、ベストなもの、よりよいものをつくり出す、最良のプロセスなのだ。
P.184
5. 円の中心になる
弧で良い、という人はそれでも良いでしょう。そのほうがラク、という人もいるかもしれません。円の中心が決まらないと、弧は描けない。
新しい物事も、中心となってスタートする人がいないと始められない。
自分は常に円の弧ではなく、中心になろうと決め、自分自身で物事を始めることを習い性にしてしまえば、以前にも増して多くのことに目を向けられるようになり、気づきの機会も必ず増える。P.200
しかし、自分の人生を自分でコントロールしたければ、またもっと多くのことを学び、楽しみたければ、円の中心になったほうが良さそうです。
会社をおこすとかそういう大きなことでなくても、個人的にすごく小さなプロジェクトを立ち上げれば、自分がその中心です。
指示されて動いたり、与えられた締め切りに追われて活動するのとは全く違う経験が得られますね。
まとめ

本『「見えてる人」になるたった1つの法則 』からポイントをまとめてみました。
タイトルの「見えてる人」というのがなんともあいまいでよくわかりませんが(笑)、それが逆に狙いかもしれません。
「たった1つの法則」とあるように、とにかくこの記事の最初にも引用したこの一文が、本書のすべてのように感じます。
簡単なようで難しく、難しいようで簡単なこのことについて、208ページかけて詳しく書かれています。さぁ、今すぐ自ら行動を起こそう。そして、他者に支配されない人生を歩もう
P.004
成功者は必ず、新しいことを始めた人です。
現状から一歩抜け出したい、もっと開けた明るい世界へ行きたい、もっと成長したい。そんな方にオススメです。
解説●今すぐ始めて、突き抜けよう!(佐藤可士和)
STEP1●扉を開けよう。あなたの番がやってきた。
STEP2●変化する者だけが抜け出せる。
STEP3●グーグルは決して昼寝をしない。
STEP4●人生も仕事も自分でコントロールしよう。
STEP5●これからのイノベーション。
STEP6●スターバックスの「失敗の成功」。
STEP7●始めたからには遂行あるのみ。
STEP8●ブーイングを浴びた後のボブ・ディラン
STEP9●楽しくなければ仕事じゃない。
STEP10●先駆けて、主導権を握る。
STEP11●始めることを習慣化する。
LAST STEP●今すぐ、実行!
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今日のひとこと
お腹が空いたらスニッカーズ食べてます。
- [2012/02/07 21:56]
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