人には親切に。あなたが出会うすべての人々は大きな戦いのさなかにあるのだから

本『エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163 』にこのような言葉がありました。
これに私はドキっとしました。「人には親切に。あなたが出会うすべての人々は大きな戦いのさなかにあるのだから」 プラトン
P.92
人間はさまざまな悩みをいくつも抱えている
先の言葉「人には親切に。…」のあとに、解説が続きます。
たしかに、小さなものから大きなものまで(?)、悩みというのはあるものです。例えば現在、商談中の相手を思い浮かべてほしい。あるいは重要なプロジェクトを進めるために、どうしても協力してもらいたい会社の同僚でも良い。
あなたはその相手のことをほとんど(九八%以上)知らない。
その人の母親は目が不自由で、周囲の人間は大変な苦労を味わっているかもしれない。十代の息子がいきなり学校をサボり始めたかもしれない。あるいはもっとささいなこと--昨日、同僚とやり合って、心のバランスを少し崩しているかもしれない。
(中略)
ともかく、人間というものは実にさまざまな悩みをいくつも抱えているのだ。P.93
それによって、テンションが低くなっていたり、集中力を欠いているときがあるかもしれません。
私たちは相手のことを知らない
先日、とある交差点で見かけた光景をこのようにつぶやきました。
「だらしないことをすると子供が真似をする。自分に子どもができたときには気を付けなければ」という意図でした。
ところがこれをみた友人がFacebookでこのように教えてくれました。
「その母親は体調が悪いのかもしれませんよ。温かい目で見てあげてください」
とても恥ずかしくなりました。そしてショックでした。
情けないことに、そういう「視点」が全くなかったのです。相手のことを決めつけていたのです。
実際のところはどうだったのかわかりませんが、その母親の体調が悪かった可能性はゼロではありません。
私は相手のことを知らないのです。
そして後日、この件をまた思い出すときが来ます。
他人は自分のことを知らない
先月、電車に乗った直後、突然貧血気味になりました。
座席に座っていたのですが息があがり、汗が出てきます。
その後すぐ乗り換えのために電車を降り、ホームのベンチに座り込みますが、程なく乗り換える電車が到着。
遅刻しないために、フラフラになりながらなんとか電車に乗り込むも座席は空いていません。立っていられず入口わきに座り込んでしまいました。
頭を抱え貧血と戦いながら、こんなことを思っていました。
「あぁ、周りの人は、大人の男が電車で下に座り込むなんてみっともない、なんて思ってるんだろうな」
そのときに、例の母娘を思い出したのです。
人には親切に。
実際のところ、先の赤信号待ちの母親は体調不良のようには見えませんでした。
しかし、私は相手のことを知りません。
実際、自分が体調不良でしゃがみ込むことになりました。
人のことを悪く思うもんじゃないな、と痛感しました。
恥ずかしい話です。
そして、「人には親切に」。
その気持ちが欠けていた、と反省したのでした。
だいたい自分が他人を悪く思うときは、3つのコンプレックスに関わるときや寝不足など、いずれにしても自分に余裕がないときのように感じます。
体調を整え、心に余裕を持つようにしたいものです。
この本、一流のプロになるための41のキーワード、163のアドバイスが書かれています。
いろいろと考えることがありましたので、また何度か紹介することになりそうです。

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- [2012/01/20 12:17]
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