逆境にある私たちに力を与えてくれる5つのユダヤの言葉 ~本『決断の日に読むユダヤの言葉』
疑問が人々を賢くする
同じ出来事から、「学ぶ人」と「学ばない人」がいます。「疑問が人々を賢くする」
その違いは「疑問」を持つかどうか。
たとえば、本を読むとき。本の中身から多くを学ぶことができるでしょう。
しかし表紙を見て
など考える人は、すぐに本を開いた人よりもっと多くを学ぶでしょう。「なぜこのタイトルにしたのだろう?」
「なぜ表紙は白と赤にしたのだろう?」
「帯にあるこのコピーの意図は何だろう?」
現代に生きる我々には、たくさんの情報が入ってきます。十六世紀パレスチナ北部の町サファッドのユダヤ学院長をしていたシュムエル・ウケダは、「疑問が人々を賢くする」といって、何事に対しても疑問をもつこと を奨めました。紀元前一世紀の「マカビー書」では、「訊ねよ、そして学べ」と教えています。また十九世紀のアイザック・ワイズは、「有益な疑問を持つから こそ、人類は進歩できるのだ」と語っています。
P.144
それらをぼんやり自分に取り込んだだけで「知った気」になっていることが多々あります。
時にはそこに疑問を持つことが、「頭を使う」「考える」ことにつながりますね。
権力者に密着せよ。温かい人に密着せよ。
そういえば私は中学生のころ、ロックに目覚めて見た目だけ少しヤンチャでした(笑)。「権力者に密着せよ、そうすれば人々はあなたに頭を垂れる。温かい人に密着せよ、そうすればあなたも温かくなる」
P.156
しかし、学年一のワルが幼なじみで仲が良かったため、誰からもいじめられずに済みました(笑)。
そういう意味ではなく、権力者のそばにいてその言動から学ぶ、と読み取っても良いでしょう。
そして、それだけでは足りません。
人の心を動かす権力者、リーダーになるには「温かさ」も必要なのです。
人柄は歩き方、衣服、挨拶の仕方でわかる
「歩き方」というのは、やや意外な感じもしますが、こんな情報もあります。「人柄というものは、三つのものによってわかる。その歩き方、衣服、そして挨拶の仕方である。人柄は三つのもので試される。仕事、お酒、そして会話である。」
P.172
真偽のほどはわかりませんが、単純にせかせかと歩く人よりゆっくり歩く人のほうが貫禄があり、仕事ができそうに見えるなんてことはありますよね。
自分の歩き方を意識したことはありましたか?
そして、挨拶も重要ですね。
あ、お酒の席での言動も…。
希望を持てば若く、失望を持てば老いる
「老い」は年齢じゃないんですよね。「信念を持てば若く、疑いを持てば老いる。自信を持てば若く、恐れを持てば老いる。希望を持てば若く、失望を持てば老いる」
P.172
ちなみにホリエモンさんは本『君がオヤジになる前に 』の中で、「オヤジ」をこう定義しています。
僕が本書で定義する「オヤジ」とは、年齢的なものではない。あらゆること - 家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで - を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たちへの表現だ。思考停止こそがオヤジ化だ、とも言われています。
あなたは、若くいますか?
人の成熟度は他人の不幸へどのような感受性を示すかでわかる
あなたは他人の不幸に直面したとき、どのように感じているでしょうか。「人の成熟度は、他人の不幸へどのような感受性を示すかによってわかる」
P.206
どんな反応をしているでしょうか。
ちょっと思い出してみてください。
まとめ

本『決断の日に読むユダヤの言葉 』は、苦難の歴史に耐えたユダヤの賢人たちの言葉、解説、そしてそれに関するワークが紹介されている本です。
正直、『決断の日に…』というタイトルと内容がややアンマッチな気がしますが、心に響く言葉と、「なるほど~」と思わされる解説に、勇気づけられます。
書店でパっと開いたページを読んでみれば、きっとあなたも何か思うところがあるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
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今日の名言
『自分が大切だと思っている人に対して、「この人は何が好きなんだろう?」「何をしたら喜んでくれるんだろう?」と考え、実際にしてあげること。これが気づかいの本質です』 http://t.co/Esy0qp9s #meigen
- [2012/01/19 11:30]
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