誰からも好かれる!大人の男女に必要な「エレガント」を身につける方法 ~本『人生を変えるエレガントな話し方』
「エレガント」とは「ゆとり」です
本『人生を変えるエレガントな話し方 』
以前、私が主催スタッフを務める名古屋ライフハック研究会に上の写真の大網理紗先生をお招きし、「エレガントな話し方」を学ぶチャンスがありました。
大網先生は、世界の王室・皇室・政府要人といったVIPの接遇をするなど国際マナーのプロ。
ルックスはもちろんのこと、その話し方や所作の美しさに、我々スタッフも参加者のみなさんも先生のファンになってしまいました。
実際にセミナー終了後、先生の前に名刺交換のための行列ができていたことは、「エレガントはすべての話し方の基本。男女問わず誰からも愛される」という大網先生の教えをそのまま表す結果であり、とても印象に残っています。
「エレガント」は、金持ちマダムや女優のような特別な人にだけ必要なものではないのです。
今日はその大網先生の本『人生を変えるエレガントな話し方 』から、大人の男女に必要な「エレガント」を身につける方法を一部紹介します。
婚活中の男女をはじめ、大人の落ち着いた雰囲気を身につけたい方は要チェックです。
1. 一文話し終えたら「イチ、ニ」と声を出さずに数える
前のめりになって早口でしゃべる人は、エレガントには見えませんね。エレガントな人ほど、「ゆとり」を持ってお話をされます
P.20
ゆるやかな速度で落ち着いて話すのが良いでしょう。
そのときにもうひとつポイントとなるのが「間」です。
自己紹介やプレゼンなど人前で話す機会があれば、一文話し終えたら「イチ、ニ」と声を出さずに数えてみましょう。
「間」が大事、とは頭で理解していた、という方も、この方法なら実践しやすいはずです。
おもしろいことに、声に出さないとはいえ「イチ、ニ」と数えますから、自分の中では「間」にならないのです。
おかげで私は、話の「間」が怖くなくなりました。
2. 「語尾」をソフトに
本書には書かれていませんが、場合によっては語尾を強くするとバカっぽく聞こえるかも?とも感じます。まわりから「きつい言い方をする」「威圧的に話をする」という印象を持たれている方は、「語尾が強すぎる」のかもしれません。語尾が強すぎると、冷たい言い方に聞こえてしまいます。
P.87
自己紹介をするとき、
ではバカっぽいですね(笑)。名前と「です」とどっちが大事なんだとツッコミが入りそうです。「コウスケです!よろしくお願いします!」
やさしくやわらかく、上品さを出すために、語尾はソフトにしましょう。
3. 「鼻濁音」をマスターする
これは以前、フリーアナウンサーの方からも学びました。「ガ行」は「ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ」とはっきり発音するより、ガギグゲゴの前にそれぞれ小さな "ん" を入れて、「カ゜、キ゜、ク゜、ケ゜、コ゜」と鼻にかかったように発音したほうが、まろやかで、なめらかで、ソフトに聞こえます。
P.88
TVでアナウンサーの話し方を聞いてみると、たしかに鼻濁音で発音しているのです。
実際にやってみるとわかるのですが、たしかに音がなめらかになるのが分かります。
しかしこれは練習して慣れておかないと、急にはできません。
鼻濁音の練習には、『ふるさと』が最適なのだそうです。
うさぎ追ひし かの山2番にも鼻濁音が出てきます。
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)
本書を手に、練習しましょう。
4. 「むだな動き」をしない
私は以前、プレゼンのあとに友人から「話しながら体が揺れている」と指摘されました。あなたがまわりに与えるイメージは、話し方だけで決まるわけではありません。立ち振る舞いのすべてが、「あなたのイメージ」を決めています。
P.96
緊張などがあるのか、無意識にそういうことをしてしまっているのは私だけではないかもしれませんね。
自分が話す様子をムービーで撮ってみるとよく分かりますよ。オススメです。
また、話しながら無意識に体を掻く人がいますね。
男性もそうですが、意外と若い女性でもいますし、TVでタレントさんがそんなことをしているのも見かけます。
これは品がないですね。
エレガントに振る舞うために、意識してむだな動きを避けましょう。
そして、ゆったりと落ち着いて行動することが大切ですね。
たとえば、人前でスピーチをするときは、あなたが席を立つ瞬間、みんなの前を歩いて行く様子の「すべての動作」をエレガントに(ゆっくり)見せる必要があります。慌ただしく席を離れ、小走りで壇上に上がったなら、バタバタと落ち着かない印象を与えてしまうでしょう。
P.96
5. 話をするときは「内容」以上に「空気感」を伝える
プレゼンやスピーチなどでよく、紙に書いたメモを淡々と読み上げる人がいますが、それでは意味がないということですね。事実をありのままに伝えたいなら、「紙に書いて渡す」ほうが正確に伝わるかもしれません。
(中略)
ですから、「話し方」で大切なことは、「伝えたいことを正確に伝える」こと以上に、その人の熱意や情熱、その人が持っている佇まいや雰囲気、空気感を伝えることではないでしょうか。P.124
実際、本書で紹介されている本『非言語(ノンバーバル)コミュニケーション』によると、ペンシルバニア大学のレイ・バードウィステル教授の実験結果で、以下のようなものがあるそうです。
マジメな内容を語っていても、チャラチャラしてしゃべっていたら、チャラチャラのイメージのほうが強く伝わってしまいますよね。「2者間の対話では、言葉によって伝えられるメッセージは、全体の35パーセントに過ぎず、残りの65パーセントは、話しぶり、動作、ジェスチャー、相手との間の取り方など言葉以外の手段によって伝えられる」
P.122
「非言語」についてわたしたちはもっと意識したほうがよさそうです。
まとめ

私は普段、好みの女性のタイプをよく「アナウンサー系」と言うのですが(笑)、それはつまり「エレガント」ということだと気付きました。
上品で知的、でも派手すぎず出しゃばらない女性は素敵ですね。
逆に男性の私も、大人の男としてのエレガントさを身につけたいと感じます。
本書『人生を変えるエレガントな話し方 』はレッスン形式になっており、読み進めながらエクササイズを実践することで、大網先生のレッスンを体験できるつくりになっています。
ここで紹介した以外にも、
- エレガントに見える人と見えない人の違い
- 腹式呼吸の練習
- 滑舌の練習
- ゆるやかに話す練習
- エレガントなコミュニケーション法
- 自己PR法
実際の大網先生の音声を聞くこともできますよ。
大人ならぜひ知っておきたい、そして身につけたい内容の書かれている本です。
「エレガントな話し方」にすることで、どれだけ自分の印象が変わり、人生を変えられるか、チャレンジしてみませんか?
男性なら、エレガント美女・大網先生の写真集としても楽しめる?一冊です(笑)。
目次:
はじめに 話し方が変われば、人生が変わります
序章 「エレガント」とは「ゆとり」です
レッスン1 正しい発声が人生を変える”はじめの一歩”
レッスン2 エレガントな身のこなしを身に付けましょう
レッスン3 「コミュニケーション力」を高めましょう
レッスン4 自己PR力を磨きましょう
おわりに スピーチはかけがえのない「言葉のプレゼント」です
次はどれを読みますか?



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『しているのか、していないのか、どちらかなのです。「しようとしている」というのは言い訳に過ぎません。何か事を起こすには、最低でも一〇〇パーセントの力を出して実現のために努力しなくてはなりません』 http://t.co/eMrIvKf3 #meigen
- [2011/12/20 07:00]
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コメント
ありがとうございます
「大網先生の写真集としても楽しめる?一冊」に笑いました(笑)
コメントありがとうございます。
この本は実践してナンボの本ですね。
以前教えていただいたことと合わせ、「エレガント」を目指します。
「う」の顔の大網先生はとても可愛らしくて(失礼?)、男性必見と思います(笑)。
- [2011/12/23 02:29]
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- コウスケ@ライフハックブログKo’s Style
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