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成長できる!「勉強会」入門  はてなブックマーク - 成長できる!「勉強会」入門

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今発売中のPRESIDENT (プレジデント) 2011年 9/12号 は「勉強」の特集。

中でも「勉強会」入門の記事に興味を持ちました。


ある人は年間300回勉強会に参加したといい(笑)、また別の人は「勉強会にやたら参加するのは仕事のできない暇な人だけ」と斬る(笑)。

4人の方がそれぞれ違った視点から勉強会について語っており、とても興味深い内容です。

その一部をまとめてみました。




1. 勉強会に予習はあたり前!(美崎さん)

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美崎栄一郎さんは、「築地朝食会」や「ひみつの学校」などユニークな勉強会の主催で知られています。

美崎さんは、人脈の質についてこう話します。

よく手裏剣のように名刺を投げる人脈コレクターがいますが、投げるだけでは誰にも刺さりません。一回参加して二、三人とじっくり話せれば十分です。

P.73
それで今や日本全国にファンがいるのだからすごいですね。


たしかに、あとで名刺を見て誰だか思い出せない名刺なんて、ないのと同じ

この人!という人を見つけて、じっくり話してみると学びが多いでしょう。


また、美崎さんは、勉強会参加の心構えをこう言っています。

読書会なら必ず本を読んでから参加すること。あたり前のようですが、できていない人が多い。何となく参加していると、何となく時間が過ぎて、何も得られずに帰ることになります

P.74
これは読書会でなくても同じ。

何を学びたいか、目的意識を持って参加することが大事でしょう。

そうでなければ「あぁ楽しかった」で終わってしまいます。



2. 勉強会に年間300回以上参加!(大田さん)

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大田正文さんは年間300回以上勉強会に行ったそうです(本当?w)。

人脈の量を重視しているそうです。

世の中は一秒たりとも止まらずに変わっている。それを構成しているのは世界中に住む無数の人々でしょう。職業、年齢、国籍が違う人とどんどん会うことで、『時代がどの方向に動いているのか』を自分なりに把握できるようになります。だから人脈に『断捨離』は必要ありません。

P.73
正直、この目的ならリアルな人脈ではなく、ネットで済ませられるな、と個人的には感じてしまいます。

たとえば私は、ツイッターで5,000人くらいフォローしていますが、普段見るのは知り合いや気になる人だけをまとめたリスト

しかし世の中の流れを確認したい時はそれでは足らないので、フォローしている全員のつぶやきの流れを見ます。


もちろん、ネットではなくリアルに会ったほうが、より多くのことを感じられるでしょう。

しかしそのためにどれだけの時間を費やすのか。そこが問題ですね。


一方、私も危惧していた点で、共感したのが以下の内容。

「会がとても居心地のいい場所になったら、そこで得られるものが少なくなった証拠。だから僕の場合、それ以上そこには行かなくなります」

P.74
これは主催者側の立場からすると、反省すべき点です。

毎回予定調和を裏切る必要があるということでしょう。

勉強会が、単なる仲良しグループになってしまったら、「学び」が減っている可能性大です(それが目的ならいいですが)。

ただ一方で個人的には、「学び」の質も量も、本人の意識次第、とも考えます。

たとえば、先に紹介した美崎さんのお話のように、みんなと話すのではなくたまたま居た初めて会う人と集中的に話すことをすれば、参加した意義はあったでしょう。

またいつものメンバー、いつもの内容だったとしても、自分自身がいつもと違う目標設定で参加すれば、学びは全く変わります。

同じ勉強会に参加しても、学ぶことは人それぞれ、全く違って良いのです。



3. 勉強会に熱心すぎる人は仕事ができないケースが多い(佐々木さん)

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勉強会について厳しい意見を持つのは佐々木常夫さん。

東レ経営研究所特別顧問で「経営塾」を主催されています。

勉強会に熱心すぎる人は仕事ができないケースが多い。暇だから遊びに来ている
(中略)
エリートは忙しい。出世しない人ほど暇つぶしに来るんですよ

P.74
これは厳しいw

しかし現在まだエリートでない場合はどうしたらよいのでしょう。


確かに、勉強会にたくさん参加しても、それで「どうなったか」が大事です。

「楽しかった」だけでは、なんの勉強かわかりません。

勉強会後にブログなどにアウトプットするにも、「こんな内容でした」ではなく、

「私はこういう学びを得て、こんなアクションにつながりました」

と言えるかどうか。

これが言えれば、参加してよかったと言えるでしょう。



4. 「自分タグ」を探せ!ヘッドハンター(岡島さん)

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ヘッドハンターをされている岡島悦子さん。

紹介制の勉強会が成功しているとのことです。

身内ノリでただ楽しいだけになってしまうのでは、と思いましたが、「議論する参考文献をしっかり読んでいなければ参加しない」などのルールを設けて緊張感を維持しているそうです。

岡島さんは勉強会を「自分のタグを探す場」と表現する。つまり、社外に出た時の自分の強みや特徴、すなわち市場価値を知るきっかけになるのだ。
(中略)
長所は、他者から認められて発見するものです

P.73
社外の人と話すことで、自分の気付かなかった長所に気づくことがあります。

そういう意味で、会社の人脈だけに閉じこもらず、外に飛び出して他人に会うことで、自分を知ることになるのですね。



まとめ

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プレジデント 2011年 9/12号 には当然載っていませんが(笑)、私の勉強会に対する考えも簡単にまとめてみます。


1つは、1度は自分が主催してみると良い、ということ。

企画、場所の確保や参加者集め、当日の場の空気の作り方など学ぶことは多く、成長できるはずです。

リスクが怖いなら、まずは仲間数人で、というふうに小さくはじめると良いでしょう。


また、勉強会に参加して、職場以外に仲間をつくることができると良いでしょう。

自分の世界が広がるし、仕事がうまくいってない時でも刺激を受け、モチベーションを上げられます。


最後にもう1つ。

「人から学ぶ」ことの大切さ


読書などでも学びは多いですが、やはり人から学んだことは心に残り、影響が強いと思います。

勉強会で人から学ぶことは多いでしょう。

ここでいう「人」というのは「講師」とは限らず、参加者の方かもしれません。

「学び」も、その勉強会のコンテンツとは限りません

一歩引いて俯瞰して場を見てみると、

「参加者のアノ人ばかりしゃべりすぎてるな。自分は気をつけよう」

「講師の方の話の展開は、こういう意図があるのかも?あとで聞いてみよう」

「ちょっとみんなが飽きてるかな?自分だったらこの勉強会をどんな風に企画するかな?」

など、人から学び、考えることは多いのです。



ところで。今月は私が主催に関わる勉強会が立て続けにあります。

興味のあるものがあればどうぞ。

9月10日 名古屋ライフハック研究会Vol.14 「本+!→ 変化」

9月18日 せかいはつ勉強会vol.3 好きと嫌いは何が違うのか?

9月25日 名古屋マインドマップ・カフェ (主催:名古屋マインドマップ普及会)



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人はなぜ学ばなければならないのかバカでも年収1000万円脳が変わる考え方―もっと自由に生きる54のヒント

 


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管理人のつぶやき

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