あなたの気づいていない「おバカなルール」はありませんか?
「うどん」「ひやむぎ」「そうめん」表記を変えれば罰則
ルールがなければ秩序が乱れる。
こんなことは誰でもわかっているので、しぶしぶでもルールを受け入れます。
ところが、まったくムダなルールというのも数多くあるのです。
たとえばあなたは、
- うどん
- ひやむぎ
- そうめん
なんとこれはJAS法で基準がミリ単位で定められているのです。
これに違反した表記を商品にすれば行政処分、下手をすると一年以上の懲役または百万円以下の罰金を科される可能性があるというから驚きです。
その一方で、以前問題となった焼肉屋のユッケ問題。
肉のトリミング(最近の付着しやすい表面を削り取ること)などを定める基準はあるが、「罰則なし」なのです。
結果、どういう事態が起きたかは皆さんご存知のとおり。
恐ろしいことです。
「危険だから」ネットで薬を売ってはいけない
また、ネットでの医薬品販売が禁止されて問題になったことがありました。
理由は「危険だから」とのことだが、具体的な被害については「把握していない」のだといいます。
身体が悪く出歩けないためにネットで薬を買うことのできて助かっていた老人は困り果ててしまったでしょう。
コンビニでの医薬品販売なども同様。
販売できるよう規制緩和したはずが、実際にはコンビニでの販売が難しい条件が今もつけられているのです。
わざわざ不便を強いるような規制があるのは、薬局がつぶれないように、などの考えもありそうです。
しかし、コンビニで風邪薬が売っていれば、それで助かるという人も多いはずです。
ムダなルールはないか?
実は、自分が変えられるルールの中にも、おかしなものがありそうです。
たとえば、仕事の順序ややり方など。
「前からこうやってたから」という理由だけの、ムダなルールがありませんか?
社内の規定なども、古いものがそのまま残っている、おかしなものがありがちです。
一度、いろいろと見なおしてみると良さそうです。
まとめ 本書には、役所の決めた「バカなルール」が多数載せられています。
- ラブホテルとビジネスホテルの違い
- 理髪店がどこも月曜定休の理由
民主党は、「事業仕分け」もいいが、「規制仕分け」をもっと進めるべきでしょう。
我々も、気を付けたいところです。
目次:
第I部 初級編 日常生活に潜む「規制」
第1章 学校のカイダン--なぜ学校の階段には必ず「踊り場」があるのか?
第2章 学校のカイダン2--それでもダメ教師はクビにならない!
第3章 カットできないしがらみ--理髪店がどこも「月曜定休」の理由
第4章 左党のしょっぱい話--なぜ日本のビールをアメリカで買ったほうが安いのか?
第5章 食い物にされる食の安全--「ひやむぎとそうめん」の境目は超厳格だった!
第6章 電気行政の暗闇--なぜ日本の電気料金はアメリカの2倍なのか?
第II部 中級編 ビジネスの邪魔をする「規制」
第7章 アナログな決まり--なぜケイン・コスギはピンチの後にリポビタンDを飲むのか?
第8章 道路の落とし穴--なぜ運転免許は5年で更新しなければならないのか?
第9章 値下げにブレーキ--格安タクシーがデフレなのに値上げを強制されている
第10章 トマる新ビジネス--ラブホテルとビジネスホテルの境界線はどこにある?
第11章 クスリのリスク--なぜ風邪薬はコンビニで買えないのか?
第12章 仕分け会議を仕分けする--結論の半分が「検討する」……蓮舫サン、やる気あったんですか?
第III部 上級編 世の中を支配する「規制」
第13章 選挙に受かって罠に落ちる--投票日前に有名政治家とのツーショットポスターが増える理由
第14章 反古にされる保護--なぜ派遣社員が「電話に出るな」と指示されているのか?
第15章 金利規制が縁の切れ目--借金の上限金利は明治時代から変わっていない
第16章 NOと言えない農家--なぜスーパーの売り場のきゅうりは「真っすぐ」なのか?
最終章 おバカ規制はなぜ作られるのか?--「規制の作り手たち」にまつわる規制
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管理人のつぶやき
「他人の好意を素直に受け入れるだけでは足りない。自分から進んで他人に助けを求める必要がある」 本『一生モノの人脈力』 http://t.co/uomDGQv #meigen
- [2011/08/24 12:00]
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