相手も自分も正しい
議論などしていて意見が合わないと、つい「自分の意見のほうが正しい」などと思ってしまったことがありませんか?
その後結果的に、自分の意見が通ったかもしれません。
しかし、本当に「自分の意見のほうが正しい」のでしょうか?
見方の違いを学ぶ
「学ぶ」とは他人の考えを受け入れること、という話を以前紹介しました。違う意見に出会うときこそ、いろいろな方の見方の違いを学べるチャンスなのです。「意見の違い」が起きているのではなく「見方の違いを学んでいる」のです。
人を動かす力 P.55
昔の私は、自分とは違う意見を聞くと「全く理解できない!」と拒絶反応をしてしまうことが多くありました。
しかし今は、「なるほど!そんな風に考える人もいるのか!」と、同意はできなくても、受け止められるようになりました。
「見方の違いを学ぶ」、というよりもむしろ「見方の違いを楽しむ」ことができるようになってきたかもしれません。
多様性を受け入れる
意見の違い、様々な考えを受け入れ、自分の中に多様性の森をつくるというイメージをすると良さそうです。意見の違いに気づいたら、その気づきを歓迎しましょう。卓越したリーダーたちに共通する、「気づく」ことができた自分をほめましよう。
他の人の多様性を受け入れることができれば、意見の相違に戸惑うことも、怒りを感じることも少なくなります人を動かす力 P.103
様々な植物や動物を受け入れ、豊かな森にしましょう。
それを当たり前にすれば、また新しい仲間がやってきたときにも戸惑わず、ウェルカム状態でいられますね。
相手も自分も正しい
我々みんな、生きてきた環境が違うのですから、考え方も違って当然です。重要なことは、相手の世界観、大切にしている価値、信念というものを、こちらも同じように尊重しながら向き合う姿勢です。自分の感情や意思、情報を伝えることは大切です。しかし、相手の世界観を大切にしながらコミュンケーションしないと、様々な誤解が生まれる
人を動かす力 P.27
相手の世界観を大切にするということを肝に命じていたいですね。
相手の「価値観」を否定することは、相手の「過去・人生」を否定していることになってしまうので、特に気を付けたいところです。
まとめ
本『人を動かす力』から、ごく一部の内容を紹介しました。
本書は、『人を動かす力』について、NLP(神経言語プログラミング、コミュニケーション心理学)トレーナーの著者が教えてくれている本。
しかし、タイトルから想像される、テクニック的なものよりも、
- 相手を尊重する
- 相手に寄り添う
経団連の調査によると、企業の人事担当者が求める社員は、「コミュニケーション能力の高い人」なのだそうです。
本書を読み、コミュニケーションスキルというのは、相手を尊重することだ、と感じました。
最後にもう1つだけ、引用しておきます。
まずは、自分が動き、変わらねば!「人を動かす」とは部下やパートナーたちを動かすことだけではなく、自分自身をも動かすことです。
しかし、多くの方たちは自分の思い通りに相手を動かそうとします。人を動かす力 裏表紙より
目次:
第1章 言葉を超えて…人を動かす力
第2章 アイツは『正しい!』あなたも『正しい!』
第3章 『傾聴』の限界
第4章 テクニックを超えて…人を動かす魔法の言葉
第5章 実践!人を動かすアプローチ…自分とまわりを癒やす言葉の使い方
第6章 人を動かす力の背景…高い志と三つの在り方
次はどれを読みますか?

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管理人のつぶやき
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- [2011/08/10 06:30]
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