読んだ本の内容を確実に自分のものにする『マイブロ読書法』

先日、こんな記事を見かけました。
読書したらブログなどにまとめると自分のものになりますよ、という内容ですね。本は、次々に読めばいいというものではありません。読んだ感想を自分の言葉でまとめた り、ブログなどに長い文章で書いたりしないと自分のものにはなりません。それは面倒で大変なことだし、アウトプットに対しても責任を持たねばなりません。けれど、それをやることで初めて本が自分の中で消化されるのです。
アメブロの会社の社長だから言っている、わけじゃないと思いますw
たとえば私は、ブログにまとめるので頭に残るようになり、
などと、本から引用して話をできることが増えた気がします。「先日読んだ本に、こんなことが書いてあったんですよ」
そこで、読んだ本についてブログに書くことはどんなふうに良いのか、また実際に私がどのようにしているのかを紹介します。
ブログに書くプロセスで何度も読むことになる
通常、読んだ本についてブログに書くとなるとおそらく、
1. 読書しながら付箋を貼る
2. 抜き書き
3. ブログにまとめる
2. 抜き書き
3. ブログにまとめる
というプロセスが必要だと思います。
それぞれのプロセスで自分にとって重要な箇所を読むことになりますから、合計3回は読んでいることになります。
ちなみに私は抜き書きするとき、iPadアプリ『7notes』で手書きしています。
これはあとでブログにまとめるときに楽することが目的ですが、手書きのほうがキーボード入力より頭に残る気がします。
また特に、3では内容についてあれこれ考えますから、ここでかなりその情報や考え方が自分のものになってきているでしょう。
マインドマップで俯瞰する
実は私の場合、上記1と2の間に
2.5 マインドマップをかく
が入ります。
本の内容を1枚の紙に落としこんで全体を俯瞰、重要箇所を目立つ黄色に塗るなどして、
- どこがポイントか
- 何をブログにまとめるか
これで、合計4回は本の重要箇所を読むことになります。
本をまとめたマインドマップはこちらの無料電子書籍『マインドマップ超活用術』に、

また「マインドマップを使った読書法」については、『クラウドどこでも勉強術 』に私のインタビュー内容をまとめていただいたのでご参考に。

ブログで復習の機会をつくる
さらに私は、ブログで読書の復習をする仕組みをつくっています。
自分のブログのまとめ記事を月1回、年1回書いているのです。
つまり、先の
1. 読書しながら付箋を貼る
2. 抜き書き
2.5 マインドマップをかく
3. ブログにまとめる
2. 抜き書き
2.5 マインドマップをかく
3. ブログにまとめる
に続き、
4. 月に一度、ブログの一ヶ月のまとめ記事を書く
5. 年に一度、1年間のまとめ記事を書く
5. 年に一度、1年間のまとめ記事を書く
の機会にもまた、本のポイントを読み返すことになるわけです。
合計6回ですね。
また、ブログに書いておけば、気軽に本の内容を復習できるメリットがあります。
なにかの待ち時間や、電車などの出先でも気軽にスマートフォンやケータイから自分のブログを見ることはできますね。
本全体をまとめなくて良い
本をネタにブログをかくことについて1つコツをあげるなら、本全体のまとめをしなくて良い、ということ。
やればわかりますが、本全体をうまくまとめようと思うと結構難しいですね。
それよりも、ポイントを絞り(1つでも良い)、それについて
- こう考えた
- こんなふうに実践してみた
- 別のこの情報とつながるのでは
たとえば、1冊からポイント1つに絞った例は以下の記事です。
マインドマップで本全体を俯瞰するとそのポイントを見つけられます。
また1つのポイントに対して別のページの関連情報も取り上げようか、などと考えを巡らせることも簡単ですよ。
まとめ
長々書きましたが、読書したらブログにまとめると頭に残って良いですよ、という話でした。
さらに、ブログにまとめるには先にマインドマップをかいておくと便利です。
『マイブロ読書法』 = マインドマップ + ブログ
慣れるまでは多少面倒かもしれませんが、サイバーエージェント藤田社長もこうおっしゃっています。
例えば、本を読んでTwitterで「読了」とか、単に「面白かった」とだけ述べている人がいますが、そんなのは簡単ですよね。簡単なことをやっていても何も身には付きません。1冊の本を読み、きちんとしたアウトプットをすることで、得たものは何倍にもなります。
「こんな本読んだら、こんなふうによかったんだよ!」というのを一人の相手に口で話す代わりにブログに書く、とイメージすれば、あまりかしこまらずに書けそうです。
文章は短くても良いと思いますよ。ぜひ挑戦してみてください。
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管理人のつぶやき
「正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない」 本『図書館戦争』 http://amzn.to/m1eA70 #meigen
- [2011/06/30 06:30]
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コメント
アウトプットの重要性
はじめまして、楽しく読ませて頂きました。
私も読書はただひたすらすれば良い、という訳ではないと思っています。ただ読むだけではインプットのみに過ぎず、1ヶ月もすれば内容をすっかり忘れてしまいます。どのような形でも何らかのアウトプットを意識しなければ、ほとんど何も身につかないのではと思います。
読書の際にマインドマップを作成するというのは素晴らしいですね。私も最近、マインドマップというか、様々なことを図で表現することで、物事の関連性が明確になり、新たな問題や課題が発見できると実感しています。
私も読書はただひたすらすれば良い、という訳ではないと思っています。ただ読むだけではインプットのみに過ぎず、1ヶ月もすれば内容をすっかり忘れてしまいます。どのような形でも何らかのアウトプットを意識しなければ、ほとんど何も身につかないのではと思います。
読書の際にマインドマップを作成するというのは素晴らしいですね。私も最近、マインドマップというか、様々なことを図で表現することで、物事の関連性が明確になり、新たな問題や課題が発見できると実感しています。
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