「あーー知ってる知ってる」はカッコ悪い
「土が林檎を作っている」はあたりまえ?
無農薬でりんごを生産するという不可能を可能にしたことで有名な、本『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんが著者にこうおっしゃったそうです。
このとき著者は、「土が林檎を作っているんです」
と感じたという。「農業は土が基本」という話だ、そのことは知っている
ところが、木村さんの話は深かった。
これで著者は気付いたのです。「農園を訪ねてくる人たちに自由に歩いてもらっていたんだけど、やっぱり土が固くなっちまった。樹に咲く花も少し減った。だからあまり歩きまわらないで欲しいんです。
固まるのは表面だけじゃない。ふかふかしている土を踏むとね、地面の中は下30センチまで同じように固まっているんです」
「この人は掘ったんだ。実際に掘って確かめたんだ。しかもたぶん、何カ所も」
ここで「自分の考えが浅かった」と気付いた著者は素晴らしいと思います。
「情報として知っている」人と、「実践して知っている」人。
「知っている」の深さがまるで違うのですね。
「あーー知ってる知ってる」はカッコ悪い
身に覚えのある方は私以外にもいるんじゃないかと思います(汗)。自分にもしばしば見かけられるのだけど、誰かが何かについて語ったときに「あー◯◯ね、知ってる知ってる」と返すリアクションがあるが、この戻しは本当にダサイと思う。この「知っている」は、大抵「情報として一応知っています」とか「おさえてます」というレベルのもの
本『かかわり方のまなび方』 P.234
これを言ってしまうのは、
- 「知らなかった」と思われるのは悔しい
- 相手に負けたくない、自分のほうが上に立ちたい
または、我々は「情報慣れ」してしまっていて、まったく新しいと感じる刺激しか受け入れられなくなっているのでしょうか。
似た香りのする、よりカッコ悪い言葉としては
「同じこと考えてたけど先をこされた」でしょうか。
私も言ったことがある気がしますが(汗)、くやしさというか、負け惜しみですね。
しかし冷静に考えれば、考えててもやっていなければ何も生まれていないわけです。
「やるかやらないか」はとても大きな差ですね。
まとめ
情報過多の時代に生きる我々は「体験」への「好奇心」を失ってしまったと以前書きました。
「やらなくてもそれはわかっている」と思ってしまう事が多いのです。
しかし、やってみないとわからないことが多いですね。
- 知っている
- 分かっている
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