イタリア人が教える!?あなたと周りの人を幸せにする『つっこみ力』

あなたはボケ派?ツッコミ派?
今日紹介するのは、本『つっこみ力』。
タイトル、そして著者は「自称イタリア人戯作者パオロ・マッツァリーノ」、っというあたり、ふざけた本w
っと思いきや、結構マジメにふざけてます。
と主張する本書から今日は、人は「正しい」議論や批評、批判には興味を持たない。つっこみ力を磨き、「おもしろい演出」をすることが必要だ
- あなたと周りの人を幸せにする『つっこみ』の考え方
付加価値を与える
以前も書きましたが、アマゾンのレビューや、はてブのコメントなどを見ていると
- 「こんなのよくある、わかりきった内容」
- 「別の本にも同じことが書いてある」
しかしその批判自体に全く価値がないものが多く、それでは単なる文句になってしまいます。
誰にメリットがあるのでしょうか。
それに対し、「つっこみ」の場合、対象に対して付加価値を加えることが大切です。
たとえばお笑いの場合は、万が一ボケがスベったとしても、つっこみで「笑い」の付加価値を与えることができます。
同様に、+αの知識や新たな視点、代案なども付加価値でしょう。
文句を言うのは誰でもできます。付加価値を与えることに意識を向けてみましょう。
「正しさ」より「面白さ」
血液型の本が流行りましたが、血液型ですべて性格が説明できるなんてことはありませんよね。論理の正しさばかりを追い求める人は、既存の価値の枠組みから一歩も外に踏み出すことができません。その上、周囲の人から、「あの人、いつも正論ばっかりいってて、つまんないよね」と烙印を押されてしまった日にゃあ、いたたまれない
P.101
「当たってない」などと批判しようと思えばいくらでもできます。
しかし、単純に「おもしろい」んですよね。だから、売れた。
批判した人に対して、どれだけ共感が集まったのでしょうか。どんな価値を生んだのでしょうか。
社会が求めているのは新たな価値を提供する創造力であり、論理力や批判力は役に立たないのです。
具体的につっこむ
相手の立場に立ってみると、受け入れやすいのは明らかですね。(ヘッドフォンの音漏れがうるさい人に対して)注意をするとき具体的にってのは、「うるさい」「やかましい」ではなく、ボリュームを下げてくれみたいに、してほしいことを具体的に頼んだほうが、相手も受け入れやすいってことです
P.176
「つっこみ」は、その対象への「愛」が大切なのです。
まとめ

本書に対し、
- いや、お笑いの「つっこみ」ってのはそうじゃない
- 批判というのは違う!
しかし本書、おもしろいですよ。おもしろかったらいいじゃないですか。
私はこういう視点で「つっこみ」について深く考えたことがありませんでした。
本書には「つっこみ」以外にも「伝える力」「説明力」のような内容も多く、ブログのネタ探しの「視点」や、プレゼンについても役立つ情報がありますよ。
あなたは最近、「つまらない人」になっていませんか?
次はどれを読みますか?
![なぜあの人の話に納得してしまうのか[新版]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41fOGG7-KTL._SL160_.jpg)



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- [2011/04/20 18:00]
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