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ふつうの人が主役の時代がやってきた!『つぶやき進化論』  はてなブックマーク - ふつうの人が主役の時代がやってきた!『つぶやき進化論』


つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える! (East Press Business)

ソーシャルメディアを使って仲間うちで簡単にすばやく情報を流せるようになった今、勝利するのは「実際に使ってみてよかったと消費者から評価される商品とサービス」だ。
つまり、ついに無名の一般人、「みんな」が主役の時代がやってきた、ということだ。

今日紹介するのは、「つぶやき進化論 「140字」がGoogleを超える!」。

「ソーシャルノミクス(みんなの経済)」、ツイッターなどのソーシャルメディア時代の現状、そしてその影響力について書かれている。


個人的には、ややタイトルが残念だ。この本にそっくりだし、内容の面白さを表現しきれていないように感じる。

「つぶやき」とか「Google」をタイトルにつけると売れると思ったのだろうか。

(もちろん原書のタイトル「Socialnomics」をカタカタにしただけでは売れないと思うし、代案を出さずにこういうことをいうのは失礼だとは思うが)

しかし海外の事例を知ることは非常に興味深く、新しい時代の企業や個人のマーケティングのヒントがつまっていると思う。


いくつか個人的に特に興味のあるポイントを紹介しておく。


 
個人的に特に興味を持ったポイント


  •  ソーシャルメディアで時間をつぶすと、実は生産性があがる!
これはすごい考え方w 
「生産性」をどう捉えるかにもよるが、一理あるとの実感もある。

  •  昔ながらの新聞や雑誌は、オンラインでの生き残りに苦労している。記事を書くのに最もふさわしい人間は、無償で、楽しみのために書いているフリーのブロガーだからだ。彼らは購読料を稼ごうなどと思っていない。無報酬で、自分の意見、動画、調査結果といったコンテンツを投稿しているのは、ただ「みんなにみてもらいたいから」だ。
共感。
まさに私は購読料を稼ごうなどとは思っていないブロガーだ。
みんなに見てほしい、伝えたいことがあるから書いている。

正確に言えば、アフィリエイト報酬はある。
しかしこれは私の場合に限っては微々たるものであるし、儲けが目的であるなら時給に換算したらコンビニでアルバイトしたほうがきっとマシだ。

それでも書きたい、伝えたいことがあるから書く。

ちなみにこのブログのアフィリエイト報酬は、このブログの次のネタのための書籍などの購入に使わせていただいている。

  • すばらしいマーケティングのアイデアは、企業のマーケティング部門の会議から生まれるとは限らない。
企業は積極的にソーシャルメディアを活用することで、消費者の生の声をとりこむことができる。

  • ソーシャルメディアをとおして、顧客の不満は「瞬時に」投稿される。企業にとってまたとない「顧客ケア」のチャンス。
  • ソーシャルメディアでは、企業は以前より容易に批判的なコメントや投稿を探し出せる。だから問題の「発見」に時間を費やす代わりに、「解決」に心血を注ぐことができる。
店や商品にアンケート用紙をつけなくとも、消費者が自ら不満という情報を与えてくれる。
企業にとって、お客様のお褒めよりお叱りのほうが情報としては貴重であることは私も何度も感じたことだ。

  • 今日では、78%の人が他人の意見を頼りにしている。広告に頼るのは14%にすぎない。
非常に興味深い。
私もものを買う時にネット上のレビューやツイッターをかなり気にする。
企業は大げさな広告で消費者をだますことができなくなってきている。



普通の私も経済を動かしていた!

最近私の身の回りに実際に起こったことを紹介する。


先日のこのブログの記事、

マインドマップに!1本で8色の色鉛筆『Multi8』が便利すぎる - ライフハックブログKo's Style

について、ツイッターで反応がいくつかあった。








まさに、ふつうの会社員である私が経済(というと大げさに思えるがあえてそう言う)を動かしたのではないか。


このとき、最終的にどこで買ったのかということは問題ではない。

購入のキッカケ、動機は、「ふつうの人」だった、という点がポイントだ。



何が変わったのか?

こうしてまとめてみて気付いたことは、最近なにかに困って情報が欲しい時、ググることに加えツイッターでつぶやくことが増えた、ということ。


しかしこの時、返事が返ってくることを過度に期待はしていない。

教えてくれる人がいたらツイてた!という程度だ。

しかし、教えてくれる人はいるものだから面白い。

私と全く面識のない方の場合も多いし、その方にとって、私に教えてくれても何のメリットもなかったりする。


そして私はそれを割と信用する。

もちろん、知り合いならなおさらだ。

リアルな、生の情報が手に入るのだから、非常に便利だ。



まとめ

私も含め、ツイッターがあたりまえになっていると、あらためて考えてみないと気付かないかもしれないが、我々の消費行動にソーシャルメディアの影響はとても大きい。

さらにその傾向は強くなっていくことが本書からよくわかる。

これは消費者にとっては良い方向に向かっているが、企業の側からすればこれを無視して広告にばかり頼っていてもうまくいかなくなることを意味している。


最後に。

この記事について、あえていつもと文体を変えてみた。実験。



関連リンク



管理人のつぶやき

コメント

その通りだと感じるし、嬉しい時代になったと思いますね。
私もがんばろうって気になります。

コメントありがとうございます

>しんりんさん
便利な世の中になりましたね。
本当に良いものしか売れない時代になるのかもしれません。

しかし一方で、アマゾンのレビューやブログ、ツイッターでの評価が必ず正しいとも言いがたいわけで、風評被害なども含め、企業はとても気を使わなければいけないですね。

まさに個人が社会を動かす時代

はじめまして!黒瀧と申します。
Twitterの本を探しておりましたらこちらのブログにたどり着きました。
書評記事を興味深く拝見しておりましたら、最後の方にまさに個人の時代の到来を体験されており驚きました。
どんどん時代は進化していきますね~!
とてもよい書評記事を拝見しました。
またブログにお邪魔しますね(^^)

黒瀧

コメントありがとうございます

>黒瀧さん
うれしいコメントをありがとうございます。
本当に、ツイッターを無視できない時代ですね。
そういうところに敏感な企業は強そうです。
  • [2010/08/16 23:52]
  • URL |
  • コウスケ@Ko’s Style
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