あなたの命である「時間」をもっと有効に使うための7つの考え方 〜本『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』

時間は平等に与えられているのに、なぜこんなにも結果が違っているのか。時間というのは、誰にとっても命の断片だ。
人はこの世に生まれてから、
誰もが時計の秒針と共に
死に向かって生きている。
そして唯一、時間だけは全人類に平等に与えられている。
ビル・ゲイツも
ウォーレン・バフェットも
孫正義も
君も
私も
平等に、1日24時間が与えられている。P.7
そのヒントを、あなたは本『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない 』からみつけられるかもしれません。
今日は、もっと自由に生きるための時間のルールが書かれた本書から、あなたの命である「時間」をもっと有効に使うための7つの考え方を紹介します。
1. レジの前で、「ここは私が」合戦をしない。
女性は、お金を払おうとする男性に恥をかかせないように、レジ前では男性に任せ、店を出てから財布を出して払うフリ(笑)をすると良いでしょう。支払い合戦は見苦しい。
オジサンやオバサンだけでなく、若いサラリーマンの間でもレジの前で
「ここは私が」
「いいえ、ここは割り勘で」
とやり合っているのを目撃すると悲しくて涙も出ない。
店員さんは忙しい。
後ろに並んでいるお客さんも忙しい。
他人の時間を奪うのは、命の万引きのようなものだ。P.28
その他の場合、相手が払おうとしてくれたときは「ごちそうさまです。次回は私が払います」で良いですね。
2. 一分以上、部下を叱らない。
叱られる側も自分の間違いをよくわかっていることが多いので、それをクドクドと言われるとストレスですね。1分以上続けて部下をしかるのはよくない。
1分以上叱られ続けると、相手は耳を塞いでしまう。
1分以上叱り続けた本人は、膨大なエネルギーを消費するが、
1分以上叱られ続けた相手は、それに見合った反省をしない。P.57
自分の失敗について、たったひと言しか言われなかった、このときのことを思い出します(叱られなかったのですが)。
3. 買った本を、全部読まない。
これはとても大切。私もこれに近い方法で読書しています。どんなに読むのが遅い人でも、一瞬で速読できる方法がある。
あらかじめ1冊を読む時間を決めてしまうことだ。
「この本には30分しか費やさない」
自分でそう決めたら、30分で面白いと感じた部分のみを拾い読みする。
(中略)
買った本はすべて読まなければならない。
もったいないという人は少なくない。
だが買った本は面白い部分のみを読めばいい。P.104
ただ、本の著者がこれを言うのが面白いですね(笑)。
あなたは本書を30分で読めるでしょうか。面白くて、もっと時間をかけてしまうかもしれません。
4. 提出物は前の日付になるように仕上げる。
これはドキッとしてしまう人が多いかもしれません。提出物をいつ提出するかでその人の将来はわかってしまう。
提出物を本当に期限ギリギリに提出する人は、
その他大勢ヒツジの群れ人生で幕を閉じる。
ご存知のように期限ギリギリはいつも混み合っている。
競争率も高い。P.133
まず、「締切日」ではなく「実行日」を管理し、小分けしたタスクを順に進めていくと提出日の前日には終わる、というふうにすると良いでしょう。
5. 「ではキリのいい来月から」が口癖の社長は、会社を潰す。
これは「時間」に変えても同じかもしれません。契約の段階で、
「ではキリのいい来月から」が口癖の社長とは契約を結ばないのが
コンサル成功率を上げるコツだった。
キリのいいところからスタートする人は、もともとやる気がない。
「来月から」が口癖の社長が経営する会社は、
すべてが後ろ倒しにされて経営もガタガタだ。
コンサルもスムーズに進められないのだ。
翻って、あなたは自分の人生を後ろ倒しにして経営していないだろうか。P.148
「面倒なあの作業…14時になったらやろう…」などと言わず、いますぐ始めたほうが勢いがつくでしょう。
6. 薄々無駄な努力と感じていることは、今年で断ち切る。
英語の勉強を時々やってるけど、TOEICで良い点がとれない。「何となく継続しているけれど、これは報われないだろうな」
「我慢して勉強しているけど、今年も合格しないだろうな」
あなたの直感は正しい。
薄々無理だと自分でわかっているのに、
今年勝負して結果が出ない場合は、断ち切ってしまおう。
やるだけやって諦めた人なら、誰もが知っている事実がある。
執着を手放した途端に、人生が一気に好転し始めることだ。P.195
もっと勉強しなきゃいけないが、なかなかできていない。
しかしそもそも英語を仕事で使わない。
そんな人がいるとしたら、もっと別のことに時間を使ったほうが良いかもしれません。
7. 準備ばかりしていると、本番なしで人生は終わる。
準備が大切なこともあるし、未来のために今を犠牲?にしなければいけない場合もあるかもしれません。準備ばかりしていると、準備それ自体が快感になって、
本番を迎えることなく人生は終わってしまう。
(中略)
準備するなということではない。
本番と準備を一体化させ、
本番が準備であり、
準備が本番である状態にするのだ。P.212
しかし、今を人生のピークとして楽しみ、それを毎日続ければ、最高の人生になる気もします。
いまの瞬間を思う存分に生きる。
いまの瞬間を喜んで生きる。
いまの瞬間を充実して生きる。
これが、お釈迦さまが推薦する明るい人生論なのです。
皆が「将来が不安だから」とせっせと貯金する中、「貯金はしない」と言って、車、ファッション、食事、旅行など、すべてにおいて1ランク上のものを楽しんでいる人もいます。
まとめ

気づきましたか?
上記7項目はそれぞれ、
- 秒
- 分
- 時間
- 日
- 月
- 年
- 人生
本書『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない 』の章の構成が、そのようになっています。面白いですね。
ここで紹介した意外にも、心に響く言葉や話がたくさん。
仕事のことだけでなく、恋愛や結婚などについても書かれていて、ドキッとする人もいるかもしれません。
色んな意味で面白い本です。ぜひ読んでみてください。
私たちは1秒、1分、1時間と、命を削って生きています。
少しでも濃い時間の使い方をしたいものですね。
次はどのレビューを読みますか?




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今日のひとこと
某トートバッグを買うか悩んでいますが、これも時間の無駄かな…エイヤッと買ってしまうか。- [2013/02/25 12:00]
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コメント
買った本を全部読まない
Gunosyの推薦記事で初めてブログを訪れました。
「買った本を全部読まない」というのは、意外な盲点で面白かったです。自分の場合、「積ん読」になってしまう本も時々あるので、逆に使う時間を先に決めて読めという考え方は新鮮でした。
ご紹介ありがとうございました。
コメントついでで恐縮ですが、こうしたフィードバックを直接行うのに、私が手掛けていますMessageLeafというツールが便利です。
もしよろしければ、↓サイトをご参照の上、気に入って頂けるようでしたら導入ご検討ください。
それでは引き続きのご健筆を!
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