運転免許証の更新時講習の講師が「プレゼン」の天才だった件

昨年6月、自動車運転免許証の更新に行った際、講習を受ける必要がありました。
そのとき驚いたのは、講師がプレゼンの天才だったこと。
彼はおそらく50代、優しそうな方でした。
1. 話すボリュームの強弱
講義中、大事な部分で急に講師は大声を出します。聞く側はビックリ!
内容を強調したのもあるかと思いますが、居眠り防止の効果も狙っていたかもしれません。
2. 身体を使って話す
私は「講習」を受けに行ったわけですが、なんだか「舞台」を見に行ったような気持ちになるほど、講師の方が気になってしまったんです。(1) 身振り手振り
ただ立って、資料を手に持ってしゃべるなんて野暮なことはしません。
とにかく、手など使って話を表現していました。
(2) 歩きまわる
同じ一箇所に留まることをせず、とにかく歩きまわります。
私たち聞く側は、それを目で追うことになります。
そして時に、自分のすぐそばまで来るわけです。
緊張感もあるし、なんだか飽きません。
この方も、話しながら歩きまわりますね。
(3) 一人ひとりと目を合わせる!
やたら目が合う気がしました。
相手が自分を認識していると感じると、聞く側に緊張感が生まれます。
世界で活躍するジャズシンガーも同じでした。
3. ホメる
(1) 聞き手をホメるなどなど、ちょくちょく「ホメ」が入ってきます(笑)。悪い気はしません。「みなさんはね、そんなことは絶対しないと思いますが…」
「みなさんならカンタンに分かることですが…」
(2) ビデオをホメる
講習の終わりにビデオを見ることになるのですが、部屋を暗くするため眠くなりがち。
ビデオ上映前に講師の方は、こうおっしゃいました。
そんなこと言われたら、ちょっと気になっちゃうじゃないですか(笑)。「このビデオね、ほんっとうに良いビデオなんですよ!」
実際、確かに良いビデオ。
事故の悲惨な映像など見たら、「あんなふうになりたくないな」と思いますよね。
4. 笑いを入れる
ちょくちょく「笑い」を入れているのもポイントでした。こんな言葉も、その講師が言うと何だかちょっと笑えてしまう。「あれ?みなさん、元気ない?(笑)」
笑わせること自体が目的ではなくて、「笑いを使う」という考え方、かなり使えますね。
この本がとても参考になります。
5. 数字を使う
まぁこれはどの講師もそうでしょう。「事故が多い!」ではなく、「2012年の愛知県の交通事故死者数は235人、全国ワースト1」と言われたほうが説得力があります。
6. 気遣いを入れる
講師の方の気遣いが感じられました。などと言ったり、あまり重要ではない(と思われる)部分は本当に早口だったりして。「なるべく早く終わらせますからね〜」
話すときに相手を思うというのは、あたりまえですが大事ですね。
まとめ
まぁプロとして当たり前のことかもしれません。しかし過去に免許更新時にこんなふうに感じたのは初めてだったので、とても印象に残っています。
講習を何のためにしているのか。
消化試合じゃなく、本当に大事なことだけをしっかり伝えて、私たちの行動が変わることを目的にしているはず。
それがよく分かりました。
このように文字にしてみるとあたりまえの、基本的なことばかりですが、プレゼンをする時にはしっかり意識したいものです。
次はどのレビューを読みますか?




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- 最強のプレゼン!テレビショッピングに学ぶ5つの鉄則
- テレビに学ぶ「伝える技術」5つの原則 ~本『プレゼンはテレビに学べ!』より
今日のひとこと
スタバの新作が2013/1/16から登場。これに関するハックを紹介。マグカップ以外でフタをされて渡された場合(HOTのグランデとか)、フタをあけて上の部分を美味しく飲むことをオススメします。
好みの問題かもですが、上に乗っているブラウニーは早めに食べるのが良いと思うから。時間がたってフニャフニャになると、だいぶ残念な感じがしましたよ。
- [2013/01/18 06:00]
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